【独自】未だ原因不明の蒲郡市の3人死亡の土砂崩れ 現場通る水管を所有する「水資源機構」が土壌調査

02.06(木)19:01
2024年8月、蒲郡市で3人が死亡した土砂崩れ。5カ月たった今でも土砂崩れの原因は分かっていません。そんな中、テレビ愛知の取材で農業用水管を所有している独立行政法人「水資源機構」が新たに土壌調査をしていることが2月6日までに分かりました。
現場近くの農業用水管に水漏れはなし
2月6日、大きな機材を持ち込む作業員。土砂崩れの起点となった付近で地面を掘って、土を採取していました。あの日、なぜ土砂崩れが起きたのでしょうか。
2024年8月27日夜、土砂崩れが発生し家族5人が巻き込まれ、3人が死亡、2人が重軽傷を負いました。愛知県砂防課を中心としたチームがこれまでに4度、現地調査を行いましたが、詳しい原因は分かっていません。
一方、現場付近の地中には、農業用水管が通っています。管理している「土地改良区」は、土砂崩れ発生後に、通水テストをしていて「水漏れがなかった」としています。
農業用水管を所有する独立行政法人「水資源機構」が土壌調査
2月5日までの3日間、新たに土壌調査をしていたのは、その農業用水管を所有している独立行政法人「水資源機構」です。では、なぜ5カ月たった今、「水資源機構」が新たな土壌調査に乗り出したのでしょうか。
テレビ愛知の取材に対して水資源機構は、「再び土砂崩れが発生すると農業用水管にも影響が出るため、土の性質を調べて土と土砂崩れとの関連性を明らかにしたい」と答えました。
調査結果は25年4月頃、愛知県砂防課を中心とした調査チームに共有される予定です。