「決定的な分断を生みかねない」石破総理突如の辞任表明 県内の議員と街の人の受け止めは

「決定的な分断を生みかねない」石破総理突如の辞任表明 県内の議員と街の人の受け止めは
石破茂総理大臣が9月7日、辞任を表明しました。突然の辞任表明の背景とは。
石破茂総理:
「選挙結果に対する責任は、総裁たる私にあると申し上げていた。アメリカの関税に関する交渉に一つの区切りがついた今こそがそのしかるべきタイミングであると考え、後進に道を譲る決断をした」
7日夜、緊急の会見を開き、辞任の意向を表明した石破総理。8日は総裁選の選挙管理員会が開かれ、協議が始まりました。選挙の日程や方式は9日にも決める方針です。
2025年7月の参院選で自民党は大敗。自公で過半数割れとなり、衆参両院で少数与党となりましたが、当時の石破総理は
石破茂総理:
「国民生活のために全力でまい進する」
しかし党内からの”石破おろし”の声は止まらず、党は総裁選の前倒しをめぐって国会議員と都道府県連に意向を確認する事態に。愛知県連は7日会合を開き、前倒しを要求することを決めました。党は8日、意向を確認する予定でしたが、辞任表明を受けてこれを中止し、後任を選ぶための総裁選の実施を決めました。
石破茂総理:
「私としてまだやり遂げなければならないことがあるという思いもある中、身を引くという苦渋の決断をした。このまま臨時総裁選挙要求の意思確認に進んでは党内に決定的な分断を生みかねない。それは決して私の本意とするところでない」
石破総理辞任県内議員と国民の受け止め

愛知の議員からは。
今枝宗一郎衆議院議員:
「まずは辞任をよく決断された。もっと早い決断であればもっとよかったのかなと。党員の意見をしっかりと反映させた形で総裁選が今後行われるかどうかが大事」
街の人は。
40代男性:
「続けると言っていたのに、やっぱり周りからの話もあって辞めるんだなと」
50代女性:
「トランプ関税の交渉があったのでいい時期かなと思う」
40代男性:
「タイミングは遅いかな、ずっとズルズルした感じはあるので」
50代男性:
「選挙に3連敗していたので、どこかのタイミングでもっと早く潔く辞めていたら違ったのでは」
”ポスト石破”については。
50代男性:
「自民党だったら高市早苗さん。積極財政に期待している」
70代男性:
「強いていえば小泉進次郎さん。今結構物価が高いのでその対策と、農政問題をやってほしい」