【防犯カメラが捉えた】また“ご当地グルメ”の無人販売店で窃盗被害…2人組が料金箱をたたき壊しお札を
2回目の被害です。岐阜県各務原市にあるご当地グルメ「鶏ちゃん」の無人販売店で、
現金が盗まれる被害があり、防犯カメラが犯行の一部始終をとらえていました。
「鶏ちゃんショップ鵜沼店」。
岐阜の名物「鶏ちゃん」用の、冷凍の鶏肉を無人で販売しています。
「店内には料金箱の一部だった木片が散らばっています」(記者)
「店に来たお客様から連絡いただきまして『お店の中が荒らされてるよ』ということで、見たらとんでもない状態になっていたので、またやられたなと」(鶏ちゃんショップ鵜沼店 オーナー)
料金箱の上に設置された防犯カメラの映像です。
11月28日、午後11時すぎ。全身黒い服を着た2人組がやってきました。
フードをかぶり、マスクもしているため、顔はほとんど見えません。
1人は、手にバールのような工具を持っています。
慌ただしく駆け込み、料金箱の前に向かうとバールで箱の上、投入口の部分を壊していきます。
しかし、うまくいかなかったのでしょうか。2人でかわるがわる中をのぞいています。
さらに、箱の側面をバールで乱暴に叩きます。何枚かお札を取り出すと、急いで店を出ていきました。
滞在時間は、わずか35秒でした。
対策をする中での犯行
店のオーナーによると、盗まれたのは、推定で5000円ほどだということです。
「正直なことをいうと、怒りの部分が前回よりも大きいのは確かです。ふざけるなという気持ちと、いい加減にしてくれというのは思う」(オーナー)
この店が窃盗の被害にあうのは2回目でした。
約2カ月前。ヘルメットをかぶった人物に工具で料金箱を壊され、現金8000円ほどが盗まれました。
その後、料金箱に金具を取り付けたり、台にチェーンでつないだり、対策をしていた中での今回の犯行でした。
「無人販売店は性善説に基づいて成り立っていた商売だと思う。ただこれだけ、うちだけじゃなくて、ほかの店もすごい数やられているので、そうなってくると、このビジネスモデルが成り立たなくなってきているのかなと」(オーナー)
岐阜県内の無人販売店で被害が相次ぐ
同じような被害は、ほかの店でも。11月29日の夜、岐阜市の無人販売店で現金約7000円が盗まれました。
黒ずくめの2人組が、工具を持って店に侵入。
商品には目もくれず、料金箱を壊していました。
岐阜県内で相次ぐ、無人販売店で現金が盗まれる被害。
各務原市の無人販売店のオーナーの男性は、警察に被害届を提出。
警察は、窃盗事件として調べています。