名古屋の「東別院・暮らしの朝市」人気店は"端"にある!? 毎月8のつく日に開催 おすすめの店から裏ワザの巡り方までご紹介
地下鉄名城線「東別院駅」を降りてすぐ、境内いっぱいに広がる「東別院・暮らしの朝市」。毎月8のつく日に開かれる、愛知県最大級のマルシェです。約150店が並び、グルメや新鮮野菜、雑貨まで多彩な品が勢ぞろいします。
魅力が多い一方で「店が多すぎてどこから回ればいいの?」と迷ってしまうのも事実。今回はそんな朝市をより楽しむための人気店と上手な歩き方をご紹介します!
揚げたての練り物を味わう、端の人気店
ユニークなはんぺんを、その場で揚げたてで!
四日市に本店を構える人気店「半平(はんぺい)や」。ここで販売しているのは、スーパーではまず見かけないユニークなはんぺんの数々。さらに「東別院・暮らしの朝市」では、できたて熱々をその場で揚げてもらえるのが大きな魅力です。
人気になると、端に行ってもらうよう運営側から打診も
この人気店の出店場所は境内のメイン通りではなく、通りの端っこ。なぜ端に構えるのかというと、行列整理がしやすいから。つまり、多くのお客さんが並ぶことを見越した“人気店の証”なんです。
ガリガリの表面とエビのプリッと食感がたまらない
そして、マルシェ限定の驚きメニューも登場! その名も「ガリガリのエビパン」。カリカリを通り越した食感と香ばしい風味に、思わずやみつきになってしまう逸品です。
山門の端に人だかり! 爆売れの正体は梅干し
通常は実店舗を持たない農園もマルシェに出店
山門のそば、端っこエリアでも長蛇の列が! 開店30分前から行列ができるお目当ては「梅干し」でした。作っているのは三重県御浜町の「松本農園」。創業100年以上の老舗ですが、実店舗を持たずマルシェでのみ販売。
塩分濃度20%を誇る、かなり酸っぱい「しらぼしうめぼし」
定番のはちみつ漬けから、のどぐろ粉末をまぶした珍しい梅干しまで揃っています。特に名物の「しらぼしうめぼし」は塩だけで漬け、天日干しで完成。塩分濃度が高く、うまく保存すれば“100年もつ”といわれる逸品です!
開催日ごとに変わるテーマ!知って得する朝市情報
開催日ごとにテーマが変わるのが面白い
実は「東別院・暮らしの朝市」は、毎回同じ顔ぶれではありません。開催日ごとにテーマが変わるため、訪れるたびに新鮮な楽しみが待っているんです。
例えば8日は「オーガニック」がテーマ。18日は「先鋭的な個性」が集まるユニークな回。そして28日は「安定感抜群のベテランの日」と題して、長年愛される常連店が登場します。出店テーマを知っておけば、自分好みの回を狙って訪れることも可能です!
12年の常連!「とうふ屋しろ」のこだわり豆腐
暮らしの朝市でしか購入できないお豆腐がずらり
“ベテランの日”に登場するのが、瀬戸市の「とうふ屋しろ」。12年前から出店を続ける常連で、毎回多くのファンが買い求めにやってきます。
定番の京風もめん豆腐は湯豆腐にぴったり! 黒ゴマ入りの揚げ出し豆腐はふんわり食感と香ばしさが魅力です。ほかにもピリ辛油揚げなど、20種類もの豆腐製品が並びます。
濃厚な豆腐をおいしくいただくアレンジレシピも
中でも人気は「すくいとうふ」。濃厚でなめらかな味わいは、ご飯にのせて卵黄とネギを合わせれば最高の豆腐丼になりますよ。
グルメ以外も! 癒やしのお灸体験に注目
じんわりと頭が温まる「ほうろく灸」を体験
暮らしの朝市には、食べ物以外に体験できる店も! 金山にあるハゴロモ治療院が出店するブースでは、ユニークなお灸を体験できます。
注目は「ほうろく灸」。素焼きの皿“ほうろく”にお灸を置き、頭の上をじんわり温めていく施術です。じっくり伝わる心地よさに思わずウトウト……。賑やかなマルシェの中で味わう癒やしの時間もまた、暮らしの朝市ならではの楽しみです。