ソロキャンパーの本音に迫る!自由気ままな「つぐ高原グリーンパーク」の一夜
ソロキャンパーがつい本音をこぼしてしまうのも珍しくない場所――。それが、愛知県設楽町・津具地区です。標高900メートル、県内屈指の高地に広がる巨大キャンプ場「つぐ高原グリーンパーク」。
一見、家族連れでにぎわう場内ですが、実は個性的なソロキャンパーたちが集まるスポットでもあります。今回はそんなソロキャンパーに密着してみました。
ソロキャンパーのリアルな過ごし方を直撃!
車のすぐ横にテントを立てるのが定番のスタイル
優雅にソロキャンプを楽しむ男性に話を聞いてみると、週末は家族の予定に影響しないよう金曜から来るのが定番だそう。車横に小さなテントを建てるのがソロキャンパーのスタイルです。
名古屋からバイクできたというソロキャンパーも
昼間から堂々とお昼寝する人もいれば、バイクで名古屋から来て初めてテントを張った人も。まさに十人十色の楽しみ方です。
誰に気兼ねすることもなく、思いのままに楽しむ時間
続いて出会ったのはダンディーなソロキャンパー。ファミリー用の広いテントを独り占めし、少年ジャンプを片手にまったり。自由気ままな時間の流れこそ、ソロキャンプの醍醐味です。
家族の理解を得るのもソロキャンパーの試練
アレンジ自在、オリジナルレシピで味わう至福のキャンプ飯
夕暮れ時、ファミリーキャンプサイトはBBQで盛り上がりの真っ最中。そんななか、ひとりで作る夕食を「最高のぜいたく」と語るのは北村さん。自慢のカレーパウダーで仕上げたカレーは、自分だけのごちそうです。
家の大臣に伺いを立てながら、キャンプ計画を練っているそう
ソロキャンプを実行するにはハードルも。奥さんへの“事前交渉”が欠かせないといいます。家事を頑張ったりご機嫌をとったりしながら、ようやく許可をもらえるそうです。
炭火を囲んで語られる、30代前半ソロキャンパーの本音
焼き立ての串を頬張りながら味わう、至高の晩酌
焚き火を前に、チョンさんが焼き鳥を振る舞ってくれました。一緒にお酒をあけて会話も弾みます。話題は「どうやって奥さんと出会ったのか?」という素朴な質問へ。
家族で楽しむ幸せも味わってみたいというチョンさん
「出会いの場がなかなかない」と打ち明けるチョンさん。1人でも楽しめるキャンプですが、家族と分かち合う時間もきっと格別。いつかはファミリーキャンプをしてみたいと笑顔で語ってくれました。
弁当に込めた父の思い、娘の本音は…
父親が毎日作った手弁当、娘はどう思っているのだろうか
昼寝から目覚めた間(あいだ)さん。彼には心温まるエピソードがありました。父子家庭で高校卒業まで毎日娘に弁当を作り続けたといいます。
感謝の気持ちいっぱいで、お父さんも笑顔があふれる
しかし娘から直接「ありがとう」と言われたことはまだないそう。そこでキャンプ中に電話して感想を尋ねてみると…娘さんから返ってきたのは「おいしいよ」のひと言。そして娘からの感謝の言葉に、間さんの表情がふっとほころびました。