地元企業と「ふるさと納税」返礼品も開発!就職率100%の高校の総合ビジネス科に潜入
愛知県立碧南高等学校。就職率100%を誇る総合ビジネス科では、3年生になると、商品開発講座・カラーコーディネート活用講座・ビジネスマナー講座・トータルプロデュース講座・マルチメディア講座の5つの課題研究の授業があります。
今回、その中の商品開発講座の3年生のもとへ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました。
パンサー向井さん:
「こんにちは!まずココが何をやっている所なのか聞いてもいいですか?」
鈴木さん:
「地域貢献を目標に地元企業の方々と一緒に商品を開発したり、販売をしたりしています」
この講座で生徒達が取り組んだのは「ふるさと納税」の返礼品の開発。市役所や醸造会社などを巻き込んでの一大プロジェクトです。
生徒達が考案したのが、地元の特産品を使った“点心”。中でも、おやきと餃子を組み合わせたユニークな『おやき餃子』は、味付けに地元・七福醸造の白だしを使うなど、だしの旨みもたっぷり。向井さんが『4色彩るもちもちシュウマイ』をいただくと…。
パンサー向井さん:
「旨い!おいしい。爽やかな風味がするね」
三矢さん:
「たくさんお肉を使う分、青じそを入れて鼻からスッとする感じにしました。ふるさと納税の返礼品なので冷凍食品になっていて、レンジでチンして“秒”で出来ます」
これまでも様々な商品を開発してきた総合ビジネス科。皆さんが、商品開発講座を選んだ理由を聞いてみると…?
杉浦さん:
「まずは試食がしたかったからです(笑)。でもコロナや時間数の影響で、試食は1回だけ家に持ち帰ってやったんですけど、もっと試食したかったです。販売のイベントがすごく楽しくて、実際にお客さんと触れあった時間が一番楽しかったです」
角谷さん:
「自分達で作りたい物を考えて、商品化することはなかなか出来ない経験だと思ったので、そこに魅力を感じてこの講座を選びました。今まで3つ開発しました」
パンサー向井さん:
「皆さんの将来の夢とかも聞いてみてもいいですか?」
鈴木さん:
「住宅設備機器のメーカーから内定を頂けたので、そこで世界の衛生環境が整っていない人達の暮らしを豊かにする商品を作りたいというのが今の夢です」
荒木くん:
「僕はゲームクリエイターになりたいと思っています。高校に入って『かまいたちの夜』とかファミコンやスーパーファミコンのレトロゲームにハマっていて、今の子供達が僕の作ったゲームで遊び、大人になった時にもう1回やりたくなるようなゲームを作りたいです」
ちなみに総合ビジネス科は女子70名に対し、男子わずか6名。皆さんの恋愛事情は…?
三矢さん:
「高校3年間ずっとほぼ女子クラスで、あと6人しか男子がいないので、あんまりそういう恋愛が無くて…」
(生徒から漏れる声)「えっ?」「ウソでしょ!?」
パンサー向井さん:
「一気に反乱軍が出てきましたけど…(笑)」
三矢さん:
「本当はあります(笑)。ちゃんとその6人のうちの1人と付き合ってます!」
他にも恋愛に関し、悩める女子が…。
田中さん:
「マジメな男が好きなのにロクな男が寄ってこないんです。どうしたらいいですか(笑)?」
パンサー向井さん:「例えばどういう人が寄ってくるの?」
田中さん:「見た目がヤリラフィー系な人」
パンサー向井:
「何?やりらひー系?(全員から笑われ…)ジジイみたいな扱いすんなよ!(笑)」
田中さん:
「蛍光色の靴履いて、ダメージジーンズで、上はパツパツの白Tとか」
パンサー向井さん:
「EXITみたいな。これは面白い言葉だ…。俺が当たり前のようにテレビで『それヤリラフィー系じゃないですか』とか言ったら、君のおかげだから(笑)。ここで初めて聞いたから」
生徒達が開発した本格的な点心を堪能しただけでなく、生徒達のおかげで“今っぽいツッコミフレーズ”まで会得することができた向井さんなのでした。