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ショッピングセンターの中にデイサービス!画期的な新サービスで高齢者の「できる」を増やす

食品スーパーや専門店などが入るショッピングセンター『グリーンシティ イオン高橋店』(愛知・豊田市)この3階にあるのがリハビリデイサービス施設『P-BASE 高橋店』。「要支援」「要介護」の認定を受けた70代後半~80代前半の方がリハビリに通っています。

リハビリ施設としては珍しい場所にありますが、こちらでは、ある”画期的な新サービス”が話題になっているんです。その目的と効果とは? 東海テレビ『スイッチ!』5月11日放送から


リハビリ後の「買い物タイム」で自由にショッピング!

ストレッチやダンス、筋力トレーニングなどのリハビリを終えた後、皆さんが向かったのは同じ建物の中にある食品スーパー。実はこのデイサービス施設では、帰りの車両が出発するまでの1時間を「フリータイム」にあてており、各自が自由に買い物を楽しむことができるんです。


80代の女性利用者に聞くと「私にとっては本当にブラボー!最高です。今ではネットで買い物もできるが、自分で見て野菜を買いたい。こういうサービスは一番ありがたい」と話します。


他の利用者の女性からは「買い物ができて本当に助かっている。家はすぐそばだけど、もう車に乗れない。運動して、送迎がついて、買い物できるのは一番いいところです」という意見も。

リハビリが必要な方はいわゆる「交通弱者」になることが多く「普段の買い物が困難」という声も多く聞かれました。

買い物の荷物はスタッフが送迎用の車に積み込み、自宅の玄関先まで運んでくれるので安心です。


自由に買い物ができる喜びを!

この買い物サービスはリハビリの空き時間に行うもので、付き添いはなく、支払いや歩行は自分でできることが条件。「買い物ができる状態を維持する」ことが、リハビリの目的になっているのです。

『P-BASE』の代表で理学療法士の坂元玲介さんは、リハビリ指導を通じて買い物サービスの必要性を感じたと言います。


「多くの人がリハビリを何のためにやるのか分からなくなる。『家で安心して暮らせるように』と言っても、あまりワクワクしません。でも『旅行に行きたい』とか、『買い物がひとりでできるようになりたい』という明確な目標があれば、リハビリの成果が出やすいと感じています」と語ります。

「自分で選ぶ」や「自分で調理する」など、「自分で」という意識を絶やさないことが「真の自立支援」に繋がると考えている坂元さん。

思い通りに買い物ができる喜びや楽しさを奪わないことが、介護の上では重要なのです。

配信動画では愛知県弥富市で実施されている、高齢者の買い物支援の取り組みも紹介しています。

『スイッチ!』

東海テレビ 毎週月曜~金曜 朝9時50分放送
【番組HP】 スイッチ!
※記事の内容は放送当時のものです

スイッチ!

毎週月曜~金曜あさ9時50分から放送中。 もっと東海地方を好きになる“スイッチ”を押す生情報番組。 お出かけスポットやグルメはもちろん暮らしのちょっとしたヒントになるトピックスを幅広くお届けしています。

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