見て・乗って・語りたい。 東海の鉄道沼  : 7ページ目

臨場感たっぷりの操縦席に潜入!
黄色い車両“マルタイ”のお仕事とは?

“お医者さん”として活躍する車両は、ドクターイエローだけではありません。

名古屋鉄道では、“マルタイ”こと、マルチプルタイタンパーが存在。レールのゆがみを直し、事故を防ぐほか、車両の乗り心地の良さを保つ作業を行います。

マルタイは、終電後から始発までの間、瀬戸線を除く、ほぼ全線を順次走行。ダイヤは非公開のため、出合えるチャンスは少ないといいます。

今回は、そんな車両の内部に潜入!操縦席前方の窓から見えるのは、線路の砕石を突く様子。線路をつかんで持ち上げ、枕木の下にできた隙間に、砕石を振動させ、締め固める作業が行われていました。これらの作業を行うことで、レールを正常な位置に戻していたのです。

作業は毎晩、1㎞前後を目安に実施。枕木間隔は60センチのため、1㎞作業すると、相当な本数になるといいます。

マルタイの操縦を担う、名古屋鉄道機械管理区の大平さんは、「(線路内には)電気設備や信号もあります。そういうものを損傷させると、初列車に支障してしまうので、損傷させないように、集中してやっています」と話しました。

マルタイの作業風景、操縦席の景色を映した映像は貴重!めったに見られないシーンを、ぜひ動画にてチェックしてみては。

■番組情報■
メ~テレ「ドデスカ!」
終電後に現れる黄色い列車“マルタイ” 名鉄の特殊車両の深夜作業に密着
2023年12月6日放送

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鉄道の面白さが詰まった“秘密基地”