梅と桜のシーズン到来!春を探して、豊川市 : 3ページ目
食を通じて、土地と人を“感じる”
クラフトヴィーガンジェラートショップ
花で季節を体感するならば、食で地域と人のストーリーを体感するルートもおすすめ。
食べることで、人と地域のつながりまで体感する。そんな食体験にダイブできるのが、『文藝フルーツ』が提供するクラフトヴィーガンジェラートです。
季節のフレーバーをメインにしているため、ラインアップは気候や収穫状況にあわせて変化。そこには、“食を通じて、自然環境や生産地の現状をリアルタイムで知ってほしい”という思いも込められています。
“本日のラインアップ”は訪れてからのお楽しみ!「今日はどんな味に出会えるのだろう」という宝探しのような感覚が、店に向かうまでの心をワクワクさせてくれます。
提供しているのは、植物性由来の素材でつくる“ヴィーガンジェラート”。動物性ミルク・卵は使用せず、砂糖はフレーバーによって、甜菜糖・有機黒糖・有機きび糖を使い分けています。
ジェラートは、シングル・ダブル・トリプルの3スタイルで注文することができ、容器はカップor米粉ヴィーガンワッフルコーン(有機オーツミルクを使用)のいずれかを選ぶことができます。
まずはトリプルで、「有機ライスミルク」(480円)、農薬不使用のさつまいもを使用した「石焼き芋 塩キャラメル オーツミルク」(780円)、「甘夏レモン ソルベ」(580円)をカップで注文。
食べた瞬間、まず衝撃を受けるのは、驚くほど“濃厚”な口当たり。お米や焼き芋の甘み、柑橘ならではのフレッシュな酸味など、食材の“おいしい部分”をダイレクトに味わうことができました。
続いては、世界最高品質といわれる、イタリア・シチリア島ブロンテ産のピスタチオピュアペーストを使用した「リッチピスタチ王」(780円)をコーンで注文。
濃厚なコクとねっとりとした食感、ほんのりとした甘み。香ばしいピスタチオのクランチが、食感にアクセントを加えつつ、風味をさらに倍増させてきます。
最後は、お客さんの多くが注文するという、「エスプレッソ アフォガード」(780円)で締めくくり。
有機ライスミルクに、たっぷりエスプレッソのショットをかけていただく大人のジェラート。アイスが“溺れる”ほど注いだエスプレッソは、冷たさとほろ苦さを同時に堪能できる贅沢な味わい。溶けていくライスミルクによる、味わいの変化もぜひ体験してほしいメニューです。
食材の力が、圧倒的な存在感を放つジェラート。食材を主役とする姿勢には、作り手の“ある思い”が込められていました。
お店を営むのは、“実家が八百屋だった”という伊藤さん。このお店をオープンするまでは、長らくデザイン系の仕事で力を発揮してきました。
クリエイターとして仕事を続けるなか、AIでは提供できない「人と人が直接つながる機会」に価値を見いだした伊藤さん。そこには、自身が子どもの頃に八百屋で体験した、人と人がふれあう時間に通じるものがありました。
そんな時間を残したいという思いと、先代・父の死で八百屋が閉店したことをきっかけに、ゼロから学び、人と土地を感じる食料品店を開業。
2024年3月に、このクラフトヴィーガンジェラートショップをオープンし、現在、八百屋業としては飲食店向けの卸売、マルシェイベントでの販売を行っているといいます。
奄美大島から仕入れている自然栽培の島バナナは、現地の農家さんが、栽培場所までの道のりは、ハブに警戒しながら鎌で草をかき分けて進むこともあり、自然と人が共存した土地で育て上げたもの。海の生態系にも配慮して、農薬や化学肥料、除草剤は一切使用していないといいます。
そんな島バナナを、このお店では、スムージーや限定ジェラートにして提供。おいしさはもちろん、そのフルーツがどんな土地で、どんな人の手で育ったのか知る時間も含めて、ひとつの体験となっています。
花を見て終わりではなく、味わって、香って、感じて帰る。
今年はちょっとだけ寄り道して、“春の豊川”をまるごと楽しんでみては。
撮影・取材・文/山田有真
■店舗情報■
文藝フルーツ
電話番号/なし
住所/豊川市市田町東新屋3-7
営業時間/平日11:00~17:00、土日祝11:00~18:00
定休日/水曜・金曜(臨時休業あり)
駐車場/あり
https://www.instagram.com/gelato_bungeifruit/?hl=ja
※現在、ネットショップ準備中