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名古屋市千種区・覚王山をぶらり! 個性的な店主と独創的な専門店が並ぶ覚王山の知られざる世界とは? ~ 前編

はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながら街歩きする番組『デラメチャ気になる!』。3月21日の放送では名古屋市千種区にある人気のお散歩エリア・覚王山をぶらり。個性溢れる店主と独創的な専門店が集まる覚王山の知られざる世界を探訪します。


本場ペルシャの手織り絨毯がズラリ! イラン人店主と絨毯の出会いは何と名古屋!?

二人が訪れたのはイランの遊牧民が作っている手織りの絨毯などを扱う専門店「クラフトワーク」。キリム・ギャッベとは手織り絨毯の種類のことで、キリムは薄手で毛足がないもの、ギャッベは厚手で毛足があるものを指すそうです。
図面や下絵などを使わずフィーリングで織っているため、並んでいる絨毯は全てが一点物。大きな絨毯になると出来上がるまで半年以上かかると言います。


「ちょっと堅めだけど、もちもちして気持ちいい、」とうっとりする村上。しかし、そのよこで値札を見てしまったはるながびっくり。


お値段なんと17万円。「うちダメだ。うちは犬が二匹いるからおしっこしちゃう」と村上も驚いていました。
店主の話では「20年から30年ぐらい立つと毛布のように柔らかくなり、大切に使えば1枚の絨毯を50年以上使える」とのこと。お手入れは何と髪の毛のシャンプーでゴシゴシ洗うんだそう。一点物であり、しかもこれだけ長く使えるのであれば、そのお値段にも納得です。


この店の店主を務めるのは、イラン出身の安藤ラミンさん。しかし、小さい頃はギャッベを知らなかったとか。「じゃあどこで出会ったんですか?」という村上の質問に、返ってきた答えは何と「日本の松坂屋」という驚きの内容でした。


日本の松坂屋でギャッベと出会い「自分の国でこんなにきれいな物が作られているなんて」と衝撃を受けたラミンさん。それからどんどんとギャッベの魅力にはまっていき、趣味の世界を越えて商売にしたいと考えるようになります。
イランの伝統を日本人に知ってもらいたいと、仕入れルートを独自に開拓。33歳の時、覚王山の今の場所にお店を構えます。


覚王山を選んだ理由は「覚王山が好きだった」から。作家とか芸術家が集まる「覚王山アパート」で展示会をさせてもらったのがきっかけで覚王山と縁が結ばれたそうです。
「アパートに芸術家が集まっているんですか?」と興味津々のはるな。トキワ荘みたいな雰囲気を感じ取った二人は、お店の裏手にある覚王山アパートへ向かいます。


名古屋のトキワ荘!? 「覚王山アパート」に集う個性的な作家たち

ちょっと怪しげな雰囲気の通路を通ってたどりついた「覚王山アパート」。2003年のオープン以来、個性的なアーティストが集まっている空間です。


二人が最初に訪れたのはきのこ雑貨の専門店「HARORE」でした。


三畳ほどのスペースはいたるところきのこまみれ。「キノコの形フォルムが魅力的。見た目から出てくる毒々しさや怪しさを全面に出したものを作りたい」と話す店主の長谷川さんが生み出したユニークなきのこグッズが所狭しと並んでいます。


そんな長谷川さんのお気に入りスポットは日泰寺近くにある東山給水塔。名古屋で一番古い給水塔も、長谷川さんの目には「超巨大きのこ」に映るようで、覚王山がお気に入りの場所になったそうです。
そんな長谷川さんが「はるな愛さんをイメージした」と差し出したアイテムが毒キノコのピアス。


「これをつける人って、この毒きのこに負けない顔つきじゃないとあかんよね」とつぶやくはるなに長谷川さんが「負けないですよね」とポロリ。その言葉にすかさず「いうよねー」が飛び出ました。


覚王山アパートに「主」がいると聞いた二人は、早速その「主」に会いに行きます。
二階に上がると、そこは針金で作られた様々なアイテムが並ぶ異空間でした。


「針金細工 八百魚」を営んでいるのは針金アーティストの合田さん。オープン当初から18年にわたってこの場所で店を続けている、まさに「覚王山アパートの主」です。


「手軽にすぐ思い通りの形が作れるところや、時間が経つ錆びたり変色したりしていろんな風合いが出てきて味が出てくるところが魅力」と話す合田さん。ご自身のメガネのつるも何と針金アートになっていました。ぶらさがった魚がなんともかわいらしいです。


そして極めつけは「結婚指輪」。もちろんご自身で作られたものです。


針金の結婚指輪と聞いてひっかかりを覚えたはるな。村上から「愛さんみたいな人は大きいダイヤがいいとかあるかもしれないですけど」と突っ込まれても、「佳奈子ちゃん、針金よ?」と返します。


しかし、合田さんから「これはさすがにシルバーにしてあって、材質は銀で」と聞くと、「それはもう嬉しいわ」と態度を一変。 その様子には村上も「ねえ、やめて」と苦笑いでした。
そんな長谷川さんは、針金を使ったオーダーメイドの似顔絵も手がけられいるということ。これまでに手掛けた似顔絵はなんと2,200人以上! 二人の似顔絵も作ってもらいました。


受け取った針金の似顔絵を見るやいなや、「わーすごい!」「似てるー!」と二人とも大はしゃぎ。
その技術の見事さに、実は長谷川さんと同い年と知ったはるなが「こういう人生の違いがあるのね」と驚いていました。


想像力豊かな芸術家が集まる覚王山アパート。日常からちょっと離れた楽しみを味わえる、とても素晴らしい空間でした。


二人の覚王山のお散歩はさらに続きます。続きは後編にて!
[後編はこちら]

『デラメチャ気になる!』

はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながらぶらり街歩きする番組。Locipoでは過去の放送も配信しています。

【放送局】テレビ愛知 毎週日曜日 午後2時30分放送
【番組HP】https://tv-aichi.co.jp/deramecha/
【配信】Locipo YouTube ​

※記事の内容は放送当時のものです。

デラメチャ気になる

デラメチャ気になる!

街で見かける気になる看板―、気になる暖簾―、気になる行列―、そんな気になるを解き明かしながら「はるな愛」と「村上佳菜子」がぶらり街歩き。

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