人手不足の救世主に!?「ヒューマノイドロボット」などが集結 名古屋・ポートメッセで中部最大級の展示会

最新ロボットなどの展示会が、名古屋で開かれています。ものづくりの現場の課題を解決するアイディアや技術が集結していました。
29日から名古屋市港区の「ポートメッセなごや」で始まったのは、「名古屋ファクトリーイノベーションWeek2025」。
製造業のロボット・DX・脱炭素などをテーマに、国内外の620社が集う中部最大級の展示会です。
これまで人間がやっていた箱詰めなどの細かい作業を行うことができるロボットアームなどが展示されています。
中でも目を引いたのが…。
「人型のロボットがこちらに向かって手を振っています。足があって、手がなめらかに動く。ロボットのカクカクとした動きじゃなくて、とても動作が滑らかで自然です」(西尾菜々美アナウンサー)
人のような動きができる“ヒューマノイドロボット”。歩く・しゃがむなどの動作を滑らかに行うことができます。
気になる強度も…。
「一緒に作業していてぶつかってしまっても倒れないですね」(西尾アナウンサー)
「将来は人間のパートナーに」

ヒューマノイドロボットは近年、中国を中心に開発が急速に進んでいるといいます。
現在は歩いたり、しゃがんだりなどといった動作のみをするものがほとんどですが、将来的には…。
「特に製造業は、部品を作ったり加工したりは産業用ロボットがやるが、近くで手作業をしたり部品を組み立てたりを、まだ人がやっている部分がある。ここもゆくゆくはヒューマノイドロボットでやっていくと思う」(名古屋ファクトリーイノベーションWeek2025 早田匡希 事務局長)
人型であることで、人間の動きをAIにプログラミングさせやすく、将来的には「1人の従業員」としての働きが期待できるといいます。
今、どの業界でも課題となっている「人手不足」。こういったロボットが”救世主”になるかもしれません。
「製造業以外にも、店舗で接客をヒューマノイドロボットがやるとか、家庭の中で掃除・洗濯・食器洗いなどをヒューマノイドロボットがやる未来が来ると思う。人が人らしい、人にしかできない生活をロボットが支えてくれるという、パートナーのような社会になっていくのではないかと考えています」(早田 事務局長)





