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王座戦五番勝負で藤井聡太七冠がまたしても伊藤叡王に敗れて「六冠」に

10.29(水)07:04
将棋の王座戦五番勝負は藤井聡太七冠が挑戦者の伊藤匠叡王に敗れ、王座のタイトルを失いました。
今期の王座戦五番勝負は、タイトル保持者の藤井聡太七冠に同学年の伊藤匠叡王が挑戦していました。
2勝2敗で迎えた第5局は、山梨県甲府市の常磐ホテルできのう午前9時、伊藤叡王の先手で始まりました。
夕方に入って徐々に攻防が激しくなり、先に1分将棋となった藤井七冠がきのう午後8時半すぎ、97手で投了。
王座のタイトルを失い、六冠に後退しました。
一方、伊藤叡王は、去年の叡王戦に続いて、藤井七冠から2つ目のタイトル奪取に成功しました。
「シンガポールから始まり、どの対局場も素晴らしい場所で対局させていただき自分の実力以上の力が出せたと感じている」(伊藤匠叡王)
「伊藤叡王に非常に的確に指されたと感じる。少しずつ実力をつけていけるように頑張っていきたい」(藤井聡太七冠)
頂上決戦を見守った藤井七冠の地元、瀬戸市は。
「こちらにはくす玉が用意されていたのですが、残念ながら今回は割られませんでした」(記者)
「王座防衛を応援していたんですけど夢叶わず。同い年同士で切磋琢磨するところを見て、最終的に七冠、八冠に戻ってほしいですけど」(将棋ファン)
「もう悔しいの一言です。六冠に陥落したのが残念です。竜王戦はぜひ頑張っていただきたい」(将棋ファン)
自身2度目のタイトル献上となった藤井七冠。今月31日から京都市の仁和寺で行われる竜王戦七番勝負の第3局は、2年5カ月ぶりの六冠という立場で迎えることになります。





