”トランプ関税”の影響見通せず　トヨタグループ7社が決算発表

トヨタグループの主要部品メーカー7社が25日、決算を発表しました。今年度の連結業績見通しについてはアメリカの関税政策の影響が不透明なため業績予想に盛り込めないとの声が多く聞かれました。

デンソーは、今年度の連結業績見通しについて、売上げは為替が円高に振れるとみて今年度と比べて減収と予想。純利益はコスト削減努力で増益としました。アメリカの関税政策による影響については、自動車部品に課す関税が確定していないため織り込んでいないとしました。豊田自動織機は、今年度の連結業績見通しについて為替が円高に進むとみて減収・減益としました。アメリカの関税政策による影響については、不透明だとして織り込めないとしました。アイシンは、今年度の連結業績見通しについて増収増益としました。アメリカの関税政策による影響については、営業利益ベースでマイナス200億円を織り込みました。関税の負担が一時的に増えるとみています。

7社が発表した昨年度の連結決算では、純利益は、円安の進行などで4社が前の年度と比べて増益となり、デンソーと豊田自動織機が過去最高を更新しました。