「畳」が高速道路上に…? 走行中に接触したら危険な落下物「落とし主の責任になる」年間約5万6000個 NEXCO中日本

帰省や行楽などで高速道路の利用が多くなるお盆期間ですが、「落下物」や「逆走」など様々な危険がひそんでいます。
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きょう取材したところ、落下物の中には信じられないほど大きなものもありました。
訪れたのは、東名阪道の桑名インター近くにあるネクスコ中日本の「桑名保全サービスセンター」。
(中日本ハイウェイ・パトロール名古屋 桑名基地 辻󠄀川喜代志隊長)
Q.これは何?
「高速道路に落ちている落下物」
一体、誰が落としたのか。これらは東名阪道や伊勢湾岸道などで回収された落下物です。
(辻󠄀川さん)
「畳が落ちていたり、プラスチックのパレットが落ちていたり」
なんと、畳まで…
(辻󠄀川さん)
「これはなにかの鉄板なんでしょうか。このように硬い大きなものも落ちている」
車が乗りあげたら危険なものばかりです。では、どのようなものが一番多いのか。
落下物で一番多いのは?
(辻󠄀川さん)
「一番多いのはシート類。このシートは非常に大きくて3~4メートルくらいはある」
そのほか毛布やプラスチック片など、運搬中に車の荷台から落ちたとみられるものが目立つそうです。さらに…
(辻󠄀川さん)
「このようなタイヤ片などの自動車部品も多い」
Q.なぜタイヤの外側だけ落ちる?
「走行中にパンクをした際にタイヤがめくれてしまう。それが道路上に落ちている」
そのほか電装品などの自動車部品も。高速走行中に接触したら、これらも大変危険です。
ここ「桑名保全・サービスセンター」に集まる落下物は、1日10~15個ほど。ネクスコ中日本管内全体では、年間約5万6000個が回収されているということです。
しかし、ほとんどの落下物は持ち主が現れず、そのまま廃棄されるということですが…
(辻󠄀川さん)
「落下物は落とし主の責任になる。荷台にシートをかけ、ロープなどでしっかり固定し安全な走行をお願いしたい」