新名神で逆走車の不審な運転が映像に 複数人同乗か 今も逃走中 三重・鈴鹿トンネル付近

三重県亀山市の新名神高速で撮影された映像。前方からやってきたのは逆走車です。6台の車を事故に巻き込み、今も逃走中の逆走車。高速道路に設置されたカメラには、不審な運転の一部始終が映っていました。

18日、三重県亀山市高速道路で撮影されたドライブレコーダ-の映像。
前を走っていたトラックが左車線に入った直後、正面から車のライトが。
次の瞬間!なんと、来るはずのない前から青の乗用車が「逆走」。そのまま走り去っていきました。
遭遇した運転手は慌てて車線変更をし、間一髪で衝突を回避しました。
逆走車と遭遇した運転手:
「前を走っていたトラックが急ハンドルのような形で車線変更をされた後に、急にヘッドランプに照らされて。一瞬止まっているのかなと思ったが、幸い車間が広かったのもあって、逆走車に気づいて。車線変更するというのは冷静にできたとは思っている。まさか自分が逆走車に遭遇するとは思っていなかったので」
この運転手によるとその後、トンネルを出たところで、渋滞ができており事故車などを目撃したということです。

警察によりますと、午前11時ごろ、三重県亀山市新名神高速道路の下りの鈴鹿トンネル付近で、逆走車を見つけ停止した乗用車に、大型トラックなどが追突する計4台が絡む事故がありました。4人が病院に搬送されましたがいずれも軽傷だということです。
逆走した青の乗用車は、別の乗用車2台に接触、そのまま走り去っていて、今も行方がわかっていません。

この逆走車、高速道路に設置されたカメラにも映っていました。
多くの車が行き交う中下り車線をかなりのスピードで逆走。他の車にパッシングをして避けさせているように見えます。

車は、鈴鹿トンネルの出口付近で転回し逆走をはじめ、鈴鹿PA(パーキングエリア)に逆走したまま進んで行ったと見られています。その距離約14キロ。
警察によりますと、車には複数人乗っていたとみられナンバーから逆走車の所有者を特定しましたが、まだ本人に確認ができていないということです。