
高速道路で逆走車が突然現れたら? わずか「2秒の判断」が身の安全を守る 新名神逆走事故で4人けが 三重・亀山市

新名神高速道路で逆走事故が発生し、4人がけがをしました。事故は三重県と滋賀県にまたがる新名神高速道路で起きました。
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(若狭敬一アナウンサー)「事故は三重県と滋賀県にまたがる新名神で起きました。我々もよく通るところですよね」
(大石邦彦アンカーマン)
「はい。大阪・関西万博の会場に行く時は、私も必ず通るのですが、少しおさらいをしてみましょう」
「事故直前の様子が映し出されていました。これは新名神の下り線です。鈴鹿トンネル付近、三車線の中央付近を逆走していたということです。そして、事故現場はこの鈴鹿トンネルを抜けた、亀山西ジャンクション付近でした」
逆走車は4台を巻き込む事故を起こし、4人がけがをしました。しかし、事故後も逆走を続けたといいます。
(大石)「ここで4台絡む事故、4人がけがをした後にまだ逆走します。事故後も猛スピードで走り続ける。目撃証言では、時速80kmから100kmくらい出ていたのではないかということなんですね」
(若狭)「イメージをすることは大事ですが、目の前に逆走車が現れた時にどうすればいいのでしょうか?」
(大石)
「これは自動車評論家の国沢光宏さんに聞きました。国沢さんは『スピードからして、判断する時間は2秒しかありません』と。短いんです。わずか2秒です」
「そして、このことを一応頭の中に入れておいてくださいと。相手が日本人の場合は、やはり通常もそうなんですが、左側通行で来ることが多いそうです」
「なので、その場合は左側にハンドルを切ってくださいということなんですね」
(若狭)「相手が追い越し車線を通っていたら、すっと左に寄ると」
(大石)
「そうなんです。ちなみに道幅が3.5m、車幅が1.7m。ここはなんとか抜けられるということなんですね」
「相手が外国人の場合、右側通行で来ることが多いそうです。なので、あなたがここ(左車線)にいたら、右にハンドルを切ってくださいと。やはり外国人の方もとっさの場合は、慣れたところを走る。だから右側通行の可能性が高いということなんですね」
急ブレーキは厳禁 追突事故を防ぐには
(大石)「逆走車に遭遇した際、最も避けるべき行動は急ブレーキだと専門家は警告しています」
「とにかく一番大事なのは『急ブレーキをかけない』ということなんです。これは追突事故に繋がる可能性もあるためです。今回も実際に追突事故が起きています」
(大石)「急ブレーキをかけてしまうと、やはり事故を起こすリスクも生まれるということなので、是非これは頭の中に入れておいてください」
(若狭アナ)「万が一、自分が逆走してしまった場合は、安全な場所に止めて速やかに通報することが必要です」