「めちゃ暑い」猛暑と闘う名古屋のうなぎ店 “900℃の厨房”が生むスタミナ満点のウナギで夏を乗り切る!

(松本道弥アナウンサー)「名古屋市中区の栄にいますが、太陽が照り付けています。強い日差し。とにかく暑いです。午前10時過ぎですが、手元の温度計は36.5℃」
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太平洋高気圧に覆われて、朝から晴れた名古屋市内。午後2時半すぎには、36.3℃となり3日連続の猛暑日に。
(街の人)
Q:この暑さはどう?
「梅雨入りした感じしない。蒸し暑い」
「水が手放せない。もう汗だくです」
Q:これから暑さ本番だが、どうなっていくと思う?
「8月が恐ろしい」
「もう外出たくない」
また、岐阜県多治見市はきょう36.9℃まであがり、2日連続で全国一の暑さになりました。ついで揖斐川町や美濃市などでは36.7℃となりました。
各地に訪れた危険な暑さ!こまめに水分補給をすることや屋内ではエアコンの適切な利用など。また、外に出るときは、帽子や日傘を使うなどして、熱中症予防が必要です。
900℃近くになる ウナギ店の厨房では…
(松本アナ)「ウナギ店の厨房にお邪魔しています。暑いです。今、炭を使ってウナギを焼いているのですが、その熱が一帯にこもっています。少し立っているだけで汗が出てきます」
きょう訪ねたのは、名古屋市内のウナギ店。一般的なウナギより約1.5倍の大きさの「青うなぎ」を炭火でじっくり焼き上げた「上ひつまぶし」は、多い日は一日約250食の注文があるという人気メニューです。
(松本アナ)「おいしいです。外はカリッと香ばしくて、中はフンワリとやわらかい」
Q:ウナギの味はどう?
(大阪から)「おいしい。パリパリして」
Q:名古屋の暑さは?
(大阪から)「梅雨もないぐらいの暑さ」
(兵庫から)「新幹線を降りた時に、息が苦しいくらいに暑かった」
しかし、店の心臓部となる厨房は…
(炭焼うな富士 松尾雄治さん)
「めちゃくちゃ暑いです!」
「(Q:顔が赤いが?)そうですね。炭が900℃近くあるので、顔は焼けてくる」
最高のウナギを届けるために 暑さ対策を
この先さらに、さらに暑くなる夏を、担当スタッフは元気に乗り切らなければなりません。
(松尾雄治さん)
「(Q:暑さ対策は?)背中にスポットクーラーを当てて暑さ対策」
設定温度20℃のスポットクーラーは年中稼働。さらに経口補水液や塩タブレットも常備して、体調管理につとめていると話しますが…
(松尾雄治さん)「(Q:何時間くらい作業を?)一人4時間までと会社で決められているので。しっかり交代制を守っている」
店の決め事として、900℃の炭の熱が伝わる焼き台の前には連続4時間までしか立つことが許されていません。
(松尾雄治さん)「本当に(暑くても)やるしかない。来てくれたお客さんに最高の一杯(ウナギ)を届けるために、日々頑張っていきます」
屋外の待合スペースには、お客さんがいつでも飲めるようにと無料の冷たいお茶を用意。さらに扇風機も稼働させて心地よく過ごしてもらう工夫も。
誰もがスタミナ切れにならないよう、この暑さを元気に乗り切りたいものです。