ご当地うどんランキング 「ガマゴリうどん」が9位に 始まりは映画の製作現場での炊き出し

うどん好きが選ぶ食べてみたいうどんとして、愛知県のご当地うどんがランクイン。地元は歓喜に沸いていました。
「ホットペッパーグルメ外食総研」が21日発表したのが「食べたことはないが食べてみたいうどん」ランキングです。
全国26種類のご当地うどんの中から、なんと10位に「豊橋カレーうどん」、9位に蒲郡市の「ガマゴリうどん」がランクインしました。
しょうゆベースのスープにたくさんのアサリとわかめ。これが地元で愛される「ガマゴリうどん」です。
10年以上ガマゴリうどんを提供している店の店主もこのうれしいニュースに…。
「あさりはいま年々高くなっているが、うどんを広めたいので頑張っている。もしよかったら、一度食べてもらえたら味が十二分にわかってもらえると思う。(こころ オーナー 中安正夫さん)
このうどんをご当地の名物として仕掛けたのが市の商工会議所です。
「ガマゴリうどんというのは新しい、歴史も浅いうどん。関心を持ってもらえるということを本当にうれしく思っている」(蒲郡商工会議所 松岡祐志さん)
始まりは映画の製作現場での炊き出し

「ガマゴリうどん」の歴史は浅く、2012年の真冬に蒲郡市内で行われた映画の製作現場で炊き出しのうどんの中にアサリを入れて提供したのが始まりだといいます。
「スタッフやキャストに食べてもらって大変好評だったので、グルメ開発の計画があったので、これを展開していくのはいいんじゃないかとメンバーで盛り上がった」(松岡さん)
「アサリは三河産を使用し、5個以上提供すること」など、5つの条件を満たすことで「ガマゴリうどん」と認められ、いまでは市内15カ所のお店で提供されています。
「蒲郡は愛知県唯一の深海魚が水揚げされる港があるので、メヒカリ(深海魚)のから揚げをトッピングしている店もある。さまざまなバリエーションのガマゴリうどんを食べてもらえる」(松岡さん)
今後はガマゴリうどんの名前が広がることで、蒲郡市の認知度アップにつなげていきたいといいます。
「当初は活動始める時には蒲郡を読んでもらえないという声もあった。例えば、『蒲郡=がまぐん』であるとか。全国の人に蒲郡を知ってもらいたいという思いも込めて展開している」(松岡さん)