新着
「飲酒運転バレるのが怖かった」 男が裁判で語った身勝手な動機 新名神で起きた恐怖の逆走 6人にケガさせた危険運転傷害などの罪

08.26(火)18:24
ことし5月、三重県亀山市の新名神高速で起きた恐怖の逆走。男は、酒を飲んだ状態での運転がバレるのが怖かったからなどと身勝手な動機を裁判で語りました。
【写真を見る】「飲酒運転バレるのが怖かった」 男が裁判で語った身勝手な動機 新名神で起きた恐怖の逆走 6人にケガさせた危険運転傷害などの罪
ことし5月、新名神高速を走るドライバーの目の前に突然現れた、逆走する1台の車。
この車を運転していたペルー国籍の無職、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス被告(35)は、逆走で大型トラックなど4台が絡む事故を起こし、6人にけがをさせた危険運転傷害などの罪に問われています。
(中道陸平記者)
「車体の左前方には擦ったような痕が残されています」
被告は逆走事故を起こす前に、名古屋市内で酒気帯び運転をした罪についても起訴されています。きょう始まった裁判で、起訴内容について「全部正しいです」などと起訴内容を認めた被告。
続く被告人質問で、逆走の理由について検察から問われると「長時間運転をしていてとにかく疲れていて、気がついた時には反対方向を向いて走っていた」などと説明していました。
ところが裁判官から何度か理由を尋ねられると「酒を飲んだ状態で運転していたことが警察にバレるのが怖かった」と動機を打ち明けました。
高速道路での危険極まりない逆走。検察側は「危険を知った上で逆走をしたことは悪質で、6人もの負傷者が出た結果は重大」などとして、懲役3年を求刑しました。判決は10月8日に言い渡される予定です。