首が折られた商店街の「豊臣秀吉像」 頭が“ひっくり返った”写真も…ガムテープで巻かれ痛々しい姿に 名古屋・西区の円頓寺商店街

いったいなぜ、こんなことになってしまったのでしょうか。名古屋の円頓寺商店街で愛される豊臣秀吉像。首が折れてしまいました。
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円頓寺商店街の入り口に設置された強化プラスチック製の豊臣秀吉像。首の部分は、ガムテープで巻かれています。
(街の人)
「どうしてこんなものを持って行くのかって。娘もさっき買い物して通ったときに『えー!本当にないや』と言っていた」
「本当に心の無い人だね」
12年前から地域の人に愛されてきた豊臣秀吉像。頭の部分は一体どこに行ってしまったのでしょうか、商店街の理事を訪ねると…1枚の写真に痛々しい姿の秀吉像がありました。
秀吉像の頭の部分…首が折れて、頭が逆さまの状態で置かれています。
この写真は、今月23日の午前10時ごろに近くを通った男性が撮影。その日の正午ごろ、商店街の理事が現場にかけつけ頭の部分を回収し、現在は倉庫に保管しているということです。
過去には「織田信長像」や「徳川家康像」も被害に…
秀吉像を商店街に寄贈した、時田一弘さんも怒り心頭です。
(時田一弘さん)
「現場を見たが首が無いからびっくりした。ひどいですね。相当な力で蹴ったのではないか」
豊臣秀吉像の周辺には、織田信長や徳川家康、それに水戸黄門の像が置かれていて、すべて時田さんが寄贈しました。
しかし、2019年には織田信長像の左腕がもぎとられ、3年前には、徳川家康像が土台部分から倒される被害にあっています。
(時田さん)
「商店街の起爆剤として、商店街が発展したら良いなと思って寄贈した。せっかく作ったやつですから」
壊されるたびに像を管理する商店街振興組合が修理し守ってきた、水戸黄門と三英傑の像。今回は、なぜ首が折れ、頭が逆さまになってしまったのでしょうか。取材を進めるとこんな証言も…。
(近くの店の店員)
「夜10時ごろに酔っ払った連中が来ていて倒しちゃった。多分5~6人ぐらい」
真相は明らかになっていませんが、故意に壊したとすれば許されない行為です。商店街振興組合は器物損壊の被害届を提出するか検討しています。