定年退職を迎えた消防職員がバスの運転手に転籍 運転手不足の解消 三重県桑名市

03.28(金)17:35
定年退職を迎える三重県桑名市の消防職員が、4月から三重交通のバスの運転手に転籍することになり、28日に辞令が交付されました。
辞令が交付されたのは、桑名市の消防職員 兼子政彦さん(60)です。
桑名市と三重交通は、バスの運転手不足の解消などのため60歳で定年を迎える消防職員を対象に、希望者が三重交通に転籍できるという全国初の協定を締結していて、兼子さんは転籍の第1号となりました。
「(運転については)バスと消防車両は全く違うと思うが、基本的に“安全”という面では共通するものがあると思う。そのあたりは経験を生かして頑張っていきたい」(桑名市から三重交通に転籍 兼子政彦さん)
兼子さんは4月1日に入社し、2カ月間の研修のあと、桑名市内で路線バスを運転する予定です。