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三重県は死者2万9千人の想定に…南海トラフ巨大地震の被害想定13年ぶり見直し 一見知事「まずは自分の身は自分で」

03.31(月)16:21

南海トラフ巨大地震の被害想定が13年ぶりに見直されたことを受け、2025年3月31日、三重県の一見勝之知事は会見を開き、「日頃からの備えが大事。自分の身は自分で守ることをまずは考えてほしい」と県民に呼びかけました。 31日、南海トラフ巨大地震の新たな被害想定が発表され、東海3県で想定される死者数は三重県で2万9000人、愛知県で1万9000人、岐阜県で300人となっています。 沿岸部における津波避難タワーの整備などの対策が進み、三重県ではこれまでの想定に比べて、死者数が1万4000人減少しています。 また、死者数は減少しましたが、津波の予想到達時間は多くの市町でこれまでの想定より早くなっていて、尾鷲市で3分、志摩市で5分となっています。 三重県は2026年3月を目途に県独自の被害想定を公表することにしていて、31日、一見知事は会見で「日頃からの備えが大事。自分の身は自分で守ることをまずは考えてほしい」と県民に呼びかけました。 愛知県の大村秀章知事も31日、会見を開き、「備えあれば憂いなし。一丸となって引き続き安全・安心な愛知の実現を目指していく」と述べ、2026年6月を目途に県独自の被害想定を公表することにしています。