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親族宅のトイレで赤ちゃんを出産 自分の車に放置し死亡させた23歳母親に判決 懲役3年・執行猶予5年 岐阜地裁
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02.26(水)17:37
親族の家のトイレで赤ちゃんを出産し、自分の車に放置して死亡させた罪に問われている女の判決公判で、岐阜地裁は懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
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起訴状などによりますと、岐阜県関市の無職・山口桃加被告23歳は、去年2月、親族の家のトイレで女の赤ちゃんを出産した後、自分の車の中に放置し死亡させた保護責任者遺棄致死の罪に問われています。
これまでの裁判で、山口被告は起訴内容を認め、検察側は「妊娠に気づいていて積極的な行為こそないものの、実質的には殺人に近い犯行」などとして懲役5年を求刑。一方、弁護側は「出産するまで妊娠に気づかず出産に動揺して正常な判断ができなかった」などとして、情状酌量を求めていました。
きょう岐阜地裁で開かれた判決公判で、平手一男裁判長は「119番通報など救命に向けた行動をとらず、被害者を死亡させたのは強い非難にあたる一方、若い被告人の未熟さが大きく影響し、特質すべき悪質な事案であるとまでは言えない」などとして、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。