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稲沢市民病院で患者の個人情報漏えい 発覚のきっかけは「カラス」

10.07(火)23:07
愛知県の稲沢市民病院の医師が患者1人の個人情報が載った資料を自宅近くのごみ集積場所に廃棄していたことがわかりました。発覚のきっかけは「カラス」でした。
稲沢市民病院によりますと、先月、病院に勤務する医師の自宅近くに住む人から、「ごみがカラスに荒らされ患者情報の書かれた紙がむき出しになっている」と病院に通報がありました。
通報を受け、病院が調べたところ、この医師が患者1人の氏名や生年月日が書かれた書類や、頭部のCT検査画像の資料を無断で持ち帰り、自宅近くのごみ集積場所に廃棄していたことがわかりました。
病院の聴き取りに対し、医師は、見つかった書類を細かく破いて可燃ごみとして再び廃棄したと説明していて、書類や資料の回収はできていません。
今のところ情報が不正利用された事実は確認されていないということです。
病院は、患者の家族に謝罪したうえで、個人情報の管理を徹底していくとしています。