
「携帯電話を停止する」ウソの電話をきっかけに20代男性が約1000万円の詐欺被害 家族が不審なやり取りに気付き発覚

06.22(日)18:28

三重県津市の20代の男性が、警察官などを名乗る相手に現金あわせておよそ1000万円を騙し取られました。 警察によりますと、2025年4月27日、津市に住む20代の男性に、携帯電話会社のセキュリティ会社を名乗る男から、「あなたの携帯電話を停止する」などと電話がありました。 その後、警察や検事を名乗る人物から、「あなたに詐欺の容疑がかかっている」「詐欺で得たお金かどうか調査する必要がある。全財産を指定する口座に振り込むように」などと指示があり、男性は指定された口座に、現金428万円を振り込んだということです。 男性にはその後も検事を名乗る女から「新たな詐欺の容疑がかかっている」、「優先調査のためにお金がかかる。お金は調査終了後に返金される」などと言われ、追加で現金560万円を振り込むなど、あわせて現金およそ1000万円を騙し取られたということです。 男性が電話でやりとりしていることに気付いた家族が事情を聞き、騙されていることが分かったということで、警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、注意を呼びかけています。