「備蓄米」好調 「銘柄米」は高値安定 日米関税合意受けスーパーは「輸入米は今のところ仕入れる予定なし 新米が出るのでその価格も気になる」

愛知県瀬戸市の「新鮮市場いせや」。ことし4月に取材した時には、棚には三重県産コシヒカリの1種類しかありませんでしたが…
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(新鮮市場いせや 福丸明男代表)
「今は種類がだいぶ増えた。三重県産 富山産 岩手産 岐阜産など種類はだいぶ増えた。ただ値段は相変わらず銘柄米は高値安定、仕入れ値が下がらないので僕らも値段は据え置きの高値で推移」
値段は5キロで5000円超えばかりです。
(客 80代)「仕方がない。農家が困る。安くしちゃったらお米を食べられなくなる 。やっぱり国産」
こうした声もある中で、店には備蓄米も。
(福丸代表)「(売れ行きは)順調で、『あっ!備蓄米があるね。お値打ちだね』と。特に子どもが小さくて多くいる家庭などは、お米をたくさん食べるからと備蓄米を買っていく。(銘柄米と備蓄米で)二極化している。お客様が食べたいお米を選べるようになってきたので、とてもうれしいことだと思っている」
「早いところでは来月新米 その価格推移も気になる」
店に並ぶ備蓄米の値段は2031円。24日も買い求める人が。
(備蓄米を購入 80代)
「(銘柄米・備蓄米・ブレンド米など)いろんな形で値段があるので、安いものがあればいつも買う」
(備蓄米を購入 60代)
「まずくはないけど粘りがないし…でも安いからこの値段につられて買っちゃう。だって高い。(銘柄米は)5000円だもん?昔なんてこの値段で10キロ買えた。3000円までだよ5キロで。5000円は高い」
安いコメがなくなったら「輸入米」も視野に
さらに、アメリカからの今後の米の輸入拡大について福丸代表は…
(福丸代表)「外国産米のアメリカの部分が増えて、他の外国産が減る。トータル(の量)は変わらないので、僕ら的には今とさほど変わらないのでは」
このスーパーでは一連の米騒動の期間中、輸入米は一度も仕入れていません。
(福丸代表)
「輸入米は一時、三重県産しかない時など欲しい思ったが、現状銘柄米もいろんな産地がそろったので、今のところ輸入米を取り扱う予定はない。もし備蓄米がなくなり、安い価格帯のお米がなくなったときには輸入米も視野に入れる。早いところだと8月には新米が出るので、その価格推移も小売店としては気になる」