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「被災後に警察官を見て安心した」能登地震を乗り越えた新人警察官 あの時の気持ちを胸に一歩を歩む
01.24(金)18:59
愛知県警察学校で1月24日、初任科生の卒業式が行われ、新人警察官101人が決意を新たにしました。
卒業生代表 東紀之巡査:
「『礼節』・『向学』・『練磨』の精神を忘れることなく、全力で職務に励み、県民の期待と信頼に応えていく所存であります」
式では、愛知県警の平松伸二警務部長が、警察官としての心得を話しました。
愛知県警 平松伸二警務部長:
「常に県民の目線に立った職務執行を心がけてほしい」
能登半島地震で被災した新人警察官「自分も安心してもらえるような警察官に」
その言葉を緊張した面持ちで聞いていた人がいます。金田るい巡査です。金田巡査は石川県珠洲市出身。2024年に能登半島地震が起きた時、珠洲市にある実家で被災しました。実家や家族は無事でしたが、激しい揺れに怖い思いをしたと言います。その被災直後に会った警察官の姿が、今でも記憶に残っています。
金田巡査:
「警察官というのは、地域の人に1番最初に頼ってもらえる存在で、被災にあった時にすぐに警察官がきてくださって、その警察官の姿を見ただけですごく安心したことを覚えているので、自分も安心してもらえるような警察官になりたい」
金田巡査を含む卒業生101人は、24日から警察官として新たな一歩を踏み出します。