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元警視「特命班指揮官のセンスが光った」26年前の殺人事件で容疑者逮捕に貢献 “コールドケース専門”の捜査部隊

11.03(月)19:27
1999年に名古屋市西区で32歳の女性が殺害された事件。逮捕まで26年、なぜ今逮捕されたのでしょうか。この事件の捜査に携わった愛知県警の元警視・小池勝孝さんに話を聞きました。 小池さんは事件後に西警察署で刑事課長を務め、長年、高羽さんとも親交があり、現在は「被害者サポートセンターあいち」の理事を務めています。 元愛知県警警視の小池勝孝さん: 「特命班の執念の捜査の結実と、高羽さんの犯人逮捕への思い、奥さんへの愛情だとか、何としても犯人を捕まえなきゃいけないという気持ちが、事件解決に大きくつながったと思います」 逮捕までに26年かかってしまったことについては…。 小池さん: 「(捜査の)ウェイトが、“被害者”の関係者や現場といったところに、ちょっと傾き過ぎたのかなというのも、長期にわたった原因の一つでもあるかもしれません。私も現場に法医学の先生を連れて行ったり、医者にかかっているだろうということで、相当広範囲に医療機関を調べたりはしているんですけど、そこを思うと意外や意外というようなふうにね、わりと近いところにいたという感想はちょっと思っております」 逮捕されたのは、被害者の夫の同級生。そんな驚きの結末には、事件を違った視点で見るコールドケース専門の捜査部隊が大きな役割を果たしたといいます。 小池さん: 「今回は、特命班の指揮官のセンスが光ったと思いますね。新しく警部さんが来るとか、変わってもう一回事件を違った目で見るという。長期未解決事件が解決したというのは、その辺の組織のシステムに一石を投じることになるといいかなと思います」





