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新米2kgを子育て世帯限定で配布へ 高齢者からは「本当は私たちにも…」の声が 愛知・大府市

11.21(金)16:28
政府が物価高対策として閣議決定した「おこめ券」の配布に先駆け、愛知県大府市では、お米の現物配布を始める方針です。
大府市の岡村秀人市長が発表したのは…。
「地元産の新米を、子育て世帯にお届けすることに致しました」(岡村市長)
子育て世帯への米の配布。
物価高や米の価格高騰が続く中、年末年始の食卓を支えようと、地元・知多地域の新米を配る方針です。
「年末年始にお米を食べてもらい、健やかに成長してほしいという願いと、地元で農業者がおいしいお米を作っていることを知ってほしいという思いで、子育て世帯に対象を限定しました」(岡村市長)
対象は大府市の0歳から18歳までの子どもがいる約1万世帯(1万7000人)で、子ども1人につき2kgを現物で配ります。
お米の現物支給は、愛知県内で初めてということです。
日進市は高齢世帯に「おこめ券」

一方で、高齢者を対象に支援する自治体も。
愛知県日進市は、65歳以上の高齢者がいる世帯に対し、1世帯当たり1枚440円分の「おこめ券」10枚の配布を、8月下旬から始めました。
大府市で今回対象外となった世帯に聞いてみると…。
「全部に平等に渡せばいいと言う人もいるが、やはりこのご時世なので、しっかりと子どもを育ててもらわないと先が大変」(80代)
「反対はない。育ち盛りだから。本当は私たちにも配ってほしい。お年寄りにも1世帯で2kgでもいいから欲しい」(60代)
市は12月1日の市議会で米の配布に関連する予算約4300万円を盛り込んだ補正予算案を提出し、可決されれば12月中旬から順次配送されるということです。





