「北陸中心に約130便欠航」“今季最強寒波”で物流の影響は?“レトルトご飯や水”で立ち往生に備える
今季最強寒波による降雪で、岐阜県大垣市にある運送会社にも影響が出ています。
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(西濃運輸 大垣支店 林朋幸課長)
「北陸を中心に約130便が欠航している」
西濃運輸は全国各地に配送を行っていますが4日は、福井県のすべての発着便と新潟県の一部で配送を見合わせたということです。その数約130便です。
(西濃運輸 林課長)
「(配送が)止まっている状況でお客様にご迷惑をおかけしている」
全国各地の道路状況を把握し、大垣市の本社から各支店へ配送を見合わせるかどうかを指示することになりますが、雪の降り方を見て各支店ごとに判断をする場合もあります。
(西濃運輸 林課長)
「従業員の身の安全が最優先なので、現場の判断で止めることもある」
レトルトご飯など3食分と500ミリの水2本を常備
一方、万が一配送中にトラックが立ち往生した場合の備えとしては…
(西濃運輸 林課長)
「各トラックに非常食の備えをしてあります」
長距離を走る全てのトラック約5000台に、普段からレトルトの五目ご飯など3食分の食料と500ミリリットルの水2本を常備していると言います。簡易トイレももちろん。
(西濃運輸 林課長)
「(ドライバーと)連絡を取り合って安否確認もしている。一酸化炭素中毒の心配もあるので、窓を定期的に開けて換気をするよう指示している」
5日午後、岐阜県の養老サービスエリアで出合ったドライバーたちは…
(愛知から岡山へ)
「食事を多めに買い込んで。カップラーメン、パンとか」
(岐阜から滋賀へ)
「予報を見て(対策商品を)積んできた。気合いを入れて。タイヤがはまった場合とか、雪をどけるためにスコップと長靴を積んでいる」
週末にかけてまだまだ警戒が必要な今回の大雪。各地の物流の乱れは避けられそうにありません。