
参加費100万円 藤井聡太七冠白星スタート「王位戦七番勝負」プレミアムツアー2泊3日に密着 対局を至近距離で 愛知・小牧市

7月5日と6日、愛知県小牧市で開幕した将棋の藤井聡太七冠に永瀬拓矢九段が挑む「王位戦七番勝負」。
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第1局1日目に対局が膠着して「千日手」が成立。指し直しとなり、2日目は激しい攻防の末に89手で藤井七冠が勝利して、6連覇に向け好スタートを切りました。
(藤井聡太七冠)
「形勢判断の難しい勝利だった。しっかり準備をして、いい状態で第2局を迎えたい」
そんな中、神聖な対局室で両対局者に熱い視線を送る集団が…実は。
(岡山県から初参加の男性)
「初めての企画なので、ぜひ参加したいと思って来た」
(東京都から参加の女性)
「去年のツアーが、すごく良かったので(ことしも)あったら絶対行こうと思った」
今年で2回目の開催となる、JR東海ツアーズが将棋ファンのために企画した2泊3日のプレミアムツアーなんです。その参加費は何と100万円。
100万円のツアーに参加したのは8人の“旅将”
ツアーには旅行も楽しむ将棋ファン「旅将」8人が東京や岡山など全国から参加。
その中には以前にも取材した、藤井七冠の推し活にこれまで500万円以上費やしてきたという「将棋マダム」の姿も!
(取材スタッフ)
「(参加は)一大決心だった?」
(将棋マダム)
「(叡王戦)“見届け人”という別のタイトル戦のツアーも行っている。それの半額以下なので」
前夜祭から土日の対局まで2人の勝負をより間近で堪能できたり、ここでしか味わえない貴重な体験ができたりする、将棋ファンにとっては夢のようなツアーなんです。
しかし決して安くはない参加費、その気になる内容は?
(将棋マダム)
「おやつとご飯、藤井先生と同じ物が食べられる。楽しみです」
(東京都から参加の女性)
「空いている時間に先生と指導対局していただける」
「一生の財産!」注目のツアーの内容は?
プレミアムツアーの内容がこちら。魅力その1、同じ「勝負めし」が食べられる!
対局に欠かせない「勝負めし」や「勝負おやつ」。今回、藤井七冠が対局中に食べた、地元企業が作る「生しるこサンド」や、小牧城の石垣をイメージした可愛らしいモンブランなど、同じメニューを同じ会場で食べられるのもこのツアーならでは。
(参加者)
「2種類のモンブランがあった。かわいい方を選んだのかな?」
「すごく、ありがたい時間。(藤井七冠と)同時に食べられるのが良い」
魅力その2、プロ棋士が同行。藤井七冠の師匠・杉本八段をはじめとするプロ棋士たちが、3日間朝から晩までツアーに同行。将棋の解説はもちろん、一緒に食事をしてくれたり、指導対局をしてくれたり、ファンにとっては堪らないイベントなんです。
(参加者)
「うまく勝てるように指していただいている。楽しくて仕方ない」
(岡山県から初参加の男性)
「もちろん手加減してくれた。なんとか指すことができました。一生の財産」
「お宝です!」超貴重な写真のプレゼントも
さらに、この日は専門家による将棋の駒や盤など小道具にまつわる勉強会も。
講習後のご褒美には…
(日本将棋連盟 愛知県支部連合会 渋谷文博 会長)
「これが小牧に来てくれた時の2人」
小学生の頃の藤井七冠が映った超貴重な写真をプレゼント!
(参加者)
「ものすごくいいお土産。うれしいです」
Qやっぱりレアですか?」
(参加者)
「レアどころじゃない」
(将棋マダム)
「お宝です。お子さんの時の写真ですから」
そして最大の特典…間近で生の対局を見学
そして、このツアー最大の魅力が…
(将棋マダム)
「正座する時にシビれないようにするためのクッション」
Qきょうの見学用に?
(将棋マダム)
「そうです」
(岡山県から初参加の男性)
「生で対局を見る機会は初めて」
なんといっても対局を間近で見られること。
普段、一般の方は絶対に入ることのできない神聖な対局室に入り、「検分」「初手」「封じ手」などを至近距離で見学できるんです。
(岡山県から初参加の男性)
「間近で、すぐ目の前で見られた。良い経験になりました。」
(将棋マダム)
「対局室に何回も入れたので素晴らしかった」
Q100万円の価値アリ?
(将棋マダム)
「安いくらい」
同じ勝負おやつを食べられたり、対局を間近で見学できたり、たくさんの特典が詰まった100万円のスペシャルツアー。
「王位戦七番勝負」は先に4勝した方がタイトルを獲得し、第2局は今月15日から神戸市で行われます。