
もうすぐ夏休み! 今年の旅行のトレンドは「プチリッチ」 狙い目はホテル価格が下がる8月20日以降

東海地方のほとんどの学校は、7月18日が終業式。夏休みに旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。お得に行ける意外な旅先を、専門家に教えてもらいました。

大手旅行会社JTBが発表した「夏休みの旅行動向の見通し」によると、国内旅行の旅行者数は去年とほぼ同じ7720万人で、平均予算は4.5%アップの4万6000円。
一方、海外旅行の旅行者数は20.8%アップの244万人。
平均予算は28万9000円で、コロナ禍前の9割ほどの水準に回復するとみられています。
夏休みの旅行の傾向について、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに聞きました。
「今年の夏休みの旅行のトレンドは、“プチリッチ”。例年と比べ少しだけぜいたくな旅をしよう。そういった流れが起こっています」
「今年のGWは、トランプ関税の影響で株価が大幅に下がったことで、節約志向のGWと言われていました。株価が回復したことによって大企業を中心にボーナスも支給され、例年よりはちょっとお金を使って遠くへ出かけよう。そういったトレンドになっています。」(鳥海さん)
狙い目は8月20日以降

また、これから旅行の計画を立てるという人のために、オススメの日程も聞いてみました。
すると、鳥海さんはお盆休み明けの8月20日以降が狙い目だと話します。
「8月20日以降は特にホテルの価格が下がる状況になるので、狙い目になっています」
Q.どうしてホテルの価格が下がる?
「アメリカやヨーロッパをはじめ、海外からの観光客は8月中旬から新学期に入るので、夏休みが終わって少し外国人観光客が減る」
Q.日本から海外旅行に行く場合も、その期間の方が安くなる?
「今年は例外として、台湾や香港などからの訪日外国人観光客が減少しているので、その影響で今年は例年よりむしろ安い金額でお盆明け前でも航空券を買うことができるという状況に」
Q.その価格は去年の夏休みと比べると、どれくらい安い?
「およそ半額程度、もしくは半額以下になっているところもあります。特にLCC(格安航空会社)を使う場合は、かなり今年は価格が下がっている」
鳥海さんによると、今年は地震のリスクを避けるため訪日客、特に台湾や香港からの観光客が減少しているのだそう。
そのため、夏休み期間でも航空券や宿泊施設に余裕があり、料金の低下が期待できるのだとか。
名古屋からオススメの旅行先は?

Q.名古屋発の旅行先でオススメは?
「ずばり東京です。例年、夏休みの都内のビジネスホテルはシングルルームで2万円を超えていましたが、中国や香港などの観光客が大幅に減少していることで、今年の夏休みは平日であれば1人1泊シングルで1万円以下。ツインでも1万5000円程度で宿を予約することできます。東京の宿代が高くて最近は行けていなかったなという人には、特に今年は狙い目です」
「例えばコミックマーケットがお盆に東京ビッグサイトなどでありますし、これから隅田川の花火大会をはじめとして、夏の風物詩のイベントがありますので、そういった場所に行ってみるのもいいかなと思います」(鳥海さん)