“お買い得野菜”はどれ?市場で価格調査!異例の暑さ続く中…高騰した野菜の価格どうなった?キャベツ・レタス・トマト…

愛知県豊山町にある、名古屋市中央卸売市場の北部市場。野菜の価格は今、どうなっているのか?まずは「キャベツ」からです。
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(小川美桜アナウンサー 9月9日)
「去年異様な高値が続いたキャベツですが、ことしの価格はどうなっているのでしょうか」
ことし1月の調査でも、1キロあたりの卸売価格が300円を超えたキャベツ、平年の約3.7倍の高値になりました。では、今後の仕入れの見通しは?
(セントライ青果 野菜第二部 相木勇二副部長)
「去年ほど天候に左右されていない。酷暑ではあるのですが、潤沢に出るのではないかと予想している」
市場では、おととい8日に1キロあたりちょうど100円に。平年並みの水準に戻りました。
(セントライ青果 相木副部長)
Q.これからのキャベツの価格は?
「 この暑さが11月まで続くとちょっと心配。雨が適度に降らないとキャベツ自体が生育しない。ただ(価格は)去年ほどひどくはないのかなという印象」
ことしのキャベツは全体的に小ぶり 味への影響は?
今後は愛知県産キャベツが出回る時期になってきますが、気象予報士の松木友里恵さんに聞くと「愛知県で気温が30℃を超えるのは、来月中旬くらいまで。降水量は、11月にかけて平年並みの予想です」ということで、キャベツへの暑さの影響は小さくなってくるとみられます。
では、キャベツの出来は現在のところはどうなのか…
(セントライ青果 相木副部長)
「酷暑と干ばつの影響で全体的に小ぶりなものが多いイメージ」
そして、味への影響は?
(セントライ青果 相木副部長)
「さほど影響はないと思います。たまたま雨が少なくて、大きくなりきらないというだけで、品質なども一緒なので味は大差ない」
年始に1キロ400円あまりだったレタスは?
かわって「レタス」をチェック。
ことし初めごろの卸売価格は、1キロ400円あまりとキャベツ同様高値に。平年の約2.5倍でした。しかし8日時点では1キロあたり239円に。価格は年初に比べると下がっています。
(セントライ青果 野菜第二部 薫秀起課長代理)
Q.年末のレタス高騰から落ち着いた?
「小売店の売価はそこまで高くないので、皆さんが求めやすい値段ではあるのかな」
「トマトは年内高いかも…」
変わって「トマト」はどうでしょうか?
名古屋市での卸売価格は8日の時点で、1キロあたり576円と平年より2割ほど高くなっていました。そのわけは?
(セントライ青果 野菜第三部 西尾武課長)
「36℃を超えると光合成をしなくなるので、着色も進まず出荷が少なくなる。熊本県を中心とした先日の豪雨の影響で、10月、11月いっぱい、もしかしたら年内は高いかも」
さらにブロッコリーも夏の暑さの影響で、名古屋市の卸売価格が8日時点で1キロあたり666円と、去年と比べ3割ほど高くなっているといいます。
担当者は10月には出荷量が増えてくると見ていて、価格が落ち着くまでもう少しとのことです。