
中部実業団駅伝で「区間賞を…」 最後は地元三重で家族と挑む 「どうしてもNTNで陸上したいと思って」 名門ホンダから移籍 川瀬翔矢選手(27)

1歳になった子どもの頭をなでる陸上の川瀬翔矢選手(27)。ことし4年ぶりに自分の、そして妻の地元・三重に帰ってきました。
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(川瀬翔矢選手)
「(最後は)三重県で走りたくて、もう年齢的にもチャンスが26歳27歳ぐらいしかないので、思い切って決断しました」
三重のNTN陸上競技部に所属する川瀬翔矢選手27歳。ことし4月、名門ホンダから移籍してきました。
(川瀬翔矢選手)
「もうどうしてもNTNで陸上したいと思って、ずっとNTNで競技したかったので一つチームを経由しましたけど、夢が叶ったという形です」
名張市にある近大高専で陸上を始めてから、すぐに頭角を現した川瀬選手。
伊勢市の皇学館大学を卒業後、ホンダに入社すると実業団ナンバーワンを決めるニューイヤー駅伝連覇に大きく貢献しました。
でも、妻の結愛さんには昔からこんな話をしていました。
「憧れのチームのユニホーム。それだけですごく幸せ」
(妻 結愛さん)
「大学の付き合っている頃から話はしていて、最後はやっぱり三重で競技人生を終わりたいとずっと話はしていたので、私はすごくいいなと思います」
(川瀬翔矢選手)
「この環境でやるのが夢だったので、ここで競技ができていてそれで家族と一緒に生活できて幸せかなと思っています」
地元・三重で競技生活を終えることが昔からの夢。移籍したNTNは1950年創部。ニューイヤー駅伝の出場回数は、全国で3番目に多い60回の古豪です。若返りを図るチームの中に、川瀬選手が加わったことで戦力に厚みが増しました。
(NTN 陸上競技部・越井武吉監督)
「非常に力を持っている。ちょっと強気になれるチーム構成になってきました」
ニューイヤー駅伝への出場権をかけた戦い、渥美半島7区間80.5キロのコースをたすきでつなぐ「中部実業団駅伝」が11月9日に行われます。
(川瀬翔矢選手)
「憧れのチームのユニホームを着て走るので、もうそれだけですごく幸せですけど、区間賞を取って貢献したいなと思います」
川瀬選手は、どんな走りを見せてくれるでしょうか。11月9日午前9時スタートです。





