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父親を刺殺した息子に懲役12年判決 「父親への不満や怒りを募らせていった動機は身勝手」 津地裁
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02.26(水)18:26
三重県津市の住宅で、父親をナイフで刺して殺害した罪に問われている男に対し、津地裁は懲役12年の判決を言い渡しました。
起訴状によりますと、津市の無職・猪又篤被告(49)は2024年3月、自宅で同居する父親の弘一さん(当時79)の首などを刺し、殺害したとして殺人の罪に問われています。
26日の裁判で津地裁は、身体が不自由で長年、社会から孤立していた被告が、日々の暮らしの中で父親への不満や怒りを募らせていった動機は身勝手というべきであり、強い意志で殺害した被告人の責任は重いとしました。
一方で、自首した上で謝罪の気持ちを深めていて家族も社会復帰後は支援したいと証言していることを踏まえ、懲役15年の求刑に対し、懲役12年の判決を言い渡しました。