
【台風23号】3連休に影響か 最新の進路予想 いつどこで雨が降る? 再び伊豆諸島では大雨・暴風も…雨・風シミュレーション 台風情報2025

「台風23号」は、南大東島付近を北西に進んでいます。
【画像】3連休に影響おそれ…いつどこで雨が降る?「台風23号」最新の進路予想 雨・風シミュレーション
予報円は、きのうに比べて小さくなりましたが、関東沿岸部や伊豆諸島などの一部にかかっています。予報円の真ん中に点線が書かれていますが、必ずしもこの線を通るわけではありません。この円に”台風の中心”が入る確率が70%です。
現段階のスーパーコンピュータの予想では、偏西風に乗るタイミングにブレがあります。
最も北側の、陸地に近い太平洋沿岸を進むか、かなり離れて東へ進むかは影響が大きく変わりますので、最新の情報は確認するようにしてください。
ただ、どちらのルートを通っても「台風22号」で被害が出た伊豆諸島では、再び大雨などの影響が出るおそれがあります。土砂災害などに引き続き警戒が必要になりそうです。
台風の最新進路予想 注目すべきは中心気圧
【台風23号】(10日午後0時45分発表)
■10日正午の実況
・存在地域:南大東島の北東約170km
・進行方向:北西 20 km/h
・中心気圧:1004 hPa
・中心付近の最大風速:18 m/s
■11日午前0時の予報
・存在地域:南大東島の北約180km
・進行方向:西北西 ゆっくり
・中心気圧:1000 hPa
・中心付近の最大風速:20 m/s
■11日正午の予報
・存在地域:奄美大島の東約160km
・進行方向:北 10 km/h
・中心気圧:996 hPa
・中心付近の最大風速:25 m/s
■12日午前9時の予報
・存在地域:日本の南
・進行方向:北東 20 km/h
・中心気圧:985 hPa
・中心付近の最大風速:30 m/s
■13日午前9時の予報
・存在地域:日本の東
・進行方向:東北東 35 km/h
・中心気圧:985 hPa
・中心付近の最大風速:30 m/s
■14日午前9時の予報
・存在地域:日本の東
・進行方向:東 35 km/h
・中心気圧:990 hPa
・中心付近の最大風速:30 m/s
■15日午前9時の予報
・存在地域:日本のはるか東
・進行方向:東 25 km/h
・中心気圧:992 hPa
・中心付近の最大風速:25 m/s
注目は、中心気圧です。この数字が小さければ小さいほど発達することを意味します。
22号は10月7日(火)には985hPa→940hPaと、24時間で45hPaも低下したのに対し、23号は10hPaの低下です。もう少し発達する可能性はありますが、22号に比べると発達しにくい見込みです。
いつどこで雨が降る?最新の雨・風シミュレーション
それでも赤いエリアは、暴風警戒域と言って、風速25m以上の暴風が吹くそれのあるエリアが陸地にかかっていますので、接近すれば雨・風などの影響が大きくなります。雨と風のシミュレーションでは、3連休に影響が出る予想が出ています。
この予想で固まっているわけではありません。
ひとつのシミュレーション結果で、予想にはまだブレがありますので、最新の情報を確認するようにしてください。この台風の影響で、早期注意情報が出ています。
土日は鹿児島 月は伊豆諸島で大雨警報のおそれ
<大雨警報の可能性>
11日(土)鹿児島(奄美)
12日(日)鹿児島(奄美含む)
13日(月・祝)東京・伊豆諸島
<波浪警報の可能性>
10日(金)鹿児島(奄美)
11日(土)鹿児島(奄美含む)
12日(日)鹿児島(奄美含む)、神奈川、東京・伊豆諸島、
13日(月・祝)神奈川、東京・伊豆諸島
3連休は、前線の影響もあり、雨の降る所が多くなる見込みです。