
新着
ミャンマーを拠点とした特殊詐欺事件 リクルーター役の男が初公判で起訴内容を認める 検察は懲役5年求刑

10.10(金)18:57
ミャンマーを拠点とした組織的な特殊詐欺事件で、リクルーター役の男の初公判が開かれました。男は起訴内容を認め、検察側は懲役5年を求刑しました。
起訴状などによりますと住所不定の無職・丸杉龍実被告はミャンマーを拠点とした特殊詐欺事件を巡り、2024年11月から12月にかけて、すでに逮捕・起訴されている石川翔紀被告らを詐欺の「かけ子」役として勧誘し、特殊詐欺組織に紹介した職業安定法違反などの罪に問われています。
10月10日の初公判で丸杉被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。検察側は「犯罪組織の一員として高額な報酬をうたい、かけ子を募集した。組織的で悪質な犯行」などと指摘。そのうえで、丸杉被告に懲役5年を求刑しました。
一方、弁護側は「組織の中枢ではなく、上の指示に従う末端の役割。姉の監督のもと更生することを約束している」などとして、情状酌量を求めました。裁判は即日結審し、判決は11月19日に言い渡される予定です。