
お盆期間中の大雨に警戒 東海道新幹線は11日始発から遅れなどの可能性

東海地方では、12日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。東海道新幹線は11日の始発から遅れや長時間の運転見合わせ、運休が発生する可能性があります。

東海地方は、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が不安定となっていて、雷を伴った非常に激しい雨が降っている所があります。
11日午前0時10分現在、岐阜県高山市・下呂市・郡上市に大雨警報が出されています。
11日に予想される1時間降水量は多い所で、愛知県で40ミリ、岐阜県で50ミリ、三重県で30ミリとなっています。
交通機関の乱れにも注意が必要です。ネクスコ中日本によりますと、大雨の影響で11日から12日にかけて、以下の区間で通行止めになる可能性があるということです。
※()内は通行止め開始見込み時間
▼東海北陸道 美濃IC〜高鷲IC(11日午前1時~午前6時)
▼東海北陸道 高鷲IC〜飛騨清見IC(11日午後6時以降)
▼東海環状道 美濃加茂IC〜関広見IC(11日午後6時以降)
▼東海環状道 関広見IC〜山県IC(11日午前1時~午前6時)
▼東海環状道 山県IC〜本巣IC(11日正午~午後6時)
ネクスコ中日本は、今後の道路情報の確認や外出時間の変更を呼びかけています。
一方、JR東海によりますと、東海道新幹線は10日午後4時ごろ雨量計が規制値に達したため、熱海駅から新富士駅の間で運転を一時見合わせました。
この影響で上下線で計179本の列車に遅れが発生し、約8万6000人に影響しました。
東海道新幹線は、雨の状況によっては11日の始発から遅れや長時間の運転見合わせ、運休が発生する可能性があるとしています。
また、高山線は飛騨萩原駅から高山駅の上下線で11日の始発から運転を見合わせるということです。天候が回復した後、安全確認が終了次第、順次運転を再開するとしています。
中央線や飯田線についても遅れや運休が発生する可能性があるということです。
JR東海は、最新の運転状況をホームページで確認するよう呼びかけています。