令和7年産の新米はいくらに…? 「5キロで4000円切りは無理」試食してみると「粒が立ってもっちりおいしい!」

愛知県弥富市の鍋八農産。この農業法人が管理する農地は約200ヘクタールで、
そのうち4分の3でコメ作りを行っています。
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ここで使うコンバインは、刈り取り・脱穀・選別を1台で完結できる最新型です。
その仕組みはどうなっているのでしょうか?
(鍋八農産 八木輝治代表)「ここから入ってき流れて脱穀されて、後ろにわらが流れてカッターで切られる」
(大石邦彦アンカーマン)「コンバインは1台いくら?」
(八木代表)「定価で見ると1800万とか」
メンテナンスにも費用はかかると言います。
(八木代表)
「泥です。ゆるい田んぼだと、どうしてもこうなる。この奥にベアリングが入っているのでカバーはされているが劣化はする。いろいろと消耗品がついているので毎年メンテナンスは必要。なのでお米の金額は、ある程度保ってもらいたい」
“巨大なバリカン”コンバインで刈り取り作業
この日は、コンバインの運転席から刈り取り作業を撮影させてもらうことに。
5000平方メートルの稲刈りを行います。
(大石邦彦アンカーマン)
「きれいに刈られていきますね。八木さん!これは巨大なバリカンですね。初めて丸刈りにした時のことを思い出しました」
このコンバイン…思った以上にスピードがあり小回りもきいて驚きました!このコンバインのおかげで収穫効率はあがったと言います。
(大石)「丸刈りになりました!」
(八木代表)「無事、収穫終わりました」
そして、刈り取った稲穂が袋の中に入っていきます。
袋は数分で満杯に。
(大石)「1袋で何キロ?」
(八木代表)「700から800くらい入っている」
(大石)「この田んぼでどのくらい?」
(八木代表)「もう1個とれるので、1500、1600キロキロぐらいはいく」
新米を試食してみると…
この日、鍋八農産の皆さんが収穫したのは「コシヒカリ」ですが、その3日前に収穫した「あきたこまち」を試食させてもらうことに。
(大石)「精米したコメの状態は?」
(八木代表)「見た目はいいが高温障害で白い部分が出ている。基本的に味に変化はないので食べてもらえたら」
果たして、ことしの新米の味は…?
(大石)
「つやがいいですね、粘りも感じます。いただきます。ほどよい硬さで、粒がたっていて、噛むともっちりしていて、おいしいです」
(八木代表)
「『あきたこまち』は特に年によって、うまさが変わるが、ことしはおいしくできている」
新米のコメの値段「5キロで4000円をきることはできない」
気になるのが、新米の値段。
(大石)「令和7年産のコメの値段は?」
(八木代表)「100%言えるのは5キロで4000円をきることはできない」
(大石)「ことしも去年のように高くなる?」
(八木代表)「間違いないです」
また、販売価格の指標ともなるJAが示す玄米60キロあたりの「概算金」については…
(八木代表)
「(コシヒカリが)2万8000円と聞いている。去年より1万円ほど高い」
また、「あきたこまち」の新米も概算金は、去年よりも高くほかの卸売業者の中にはこんな価格提示も…
(八木代表)
「あきたこまちで一番高くて3万5~6千円ほどと聞いている」
(大石)
「JAの概算金が2万8000円なのに、他の卸売業者は3万5千円ぐらいだすよと。コシヒカリは?」
(八木代表)
「『コシヒカリ』は通年販売だから、そこまで高いと難しいのかな。べらぼうに下がることはないと思う」