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暑すぎて…稲穂の“高温障害”大丈夫?「乾燥して脱穀してからでないとわからない」 新米の収穫始まる

08.18(月)17:36
先週、お邪魔したのは愛知県弥富市の鍋八農産。この農業法人が管理する農地は約200ヘクタールで、そのうち4分の3でコメ作りを行っています。
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(大石邦彦アンカーマン)
「穂がしっかり垂れていますね。ちゃんとお米ができている。粒が詰まっているなという感じがする」
(鍋八農産 八木輝治代表)
「それなりにしっかりなっている」
(八木代表)
Q.4月ごろに田植えをしていたが、あのころはどんな気持ちでした?
「良い年になるように願ったが気温も高く、どうなるか心配だった。虫も心配だった。去年は虫の被害があったので。(ことしは)きれいに実りました」
危険な暑さからどう守る?
このように話す八木代表ですが、ことしはここまで台風や水不足による大きな影響はなかったということ。ただ心配事は稲穂の「高温障害」だと言います。
収穫した米粒が暑さの影響で白濁したり、成長が未熟な状態だとコメの等級は下がります。そうなると、農業法人の経営にも関わってきます。
この夏、人にとっても「危険な暑さ」が襲っていますが、コメなど農作物にとってもダメージは免れません。そこで…
(八木代表)
「なるべくぎりぎりまで水を張っていた」
「高温障害」への対策として出来ることは、限られていると言います。収穫までの間、田んぼに水を張り肥料をしっかり与えることが大事。
実際のダメージは稲穂の状態を見てもわからない
鍋八農産では、ことしの早場米の収穫は今月初旬にスタートしていますが、暑さの影響は去年よりは大きいだろうといいます。
ただ、実際のダメージは田んぼの稲穂の状態を見ても正確にはわからず、刈り取ったあとに答えがでるそうです。
(八木代表)
Q.お米のプロでもわからない?
「乾燥して脱穀してからでないと状態は見られない」