“アジア・アジアパラ競技大会”準備着々 メイン会場は「瑞穂公園陸上競技場」 「IGアリーナ」では引き渡し式 愛知などで来年9月から

4年に1度開催されるアジア最大のスポーツの祭典アジア・アジアパラ競技大会。
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日本では32年ぶりに来年9月19日から16日間愛知県などで開催されます。
IOC加盟の45の国と地域から選手が集結。約1万9千人の選手の参加を見込んでいます。
メイン会場となるのは名古屋市の「瑞穂公園陸上競技場」。
(大石邦彦アンカーマン)
「真下に来るといかに巨大な建造物であるかわかりますよね。高さは31メートル、ビルにすると10階建て相当なんだそうです」
収容人数は3万人。360度客席に囲まれた空間に「熱狂の渦」を表現したという屋根も設置されます。建て替え工事はおととし4月から行われています。
3階には広々としたコンコースも。壁がないため隣接する公園の緑を見渡せ、自然を感じられる造りになっているということです。
(瑞穂LOOP-PFI (竹中工務店) 杉坂正 全体統括責任者)
「公園と一体化したスタジアムなので市民の皆さまが気軽に立ち寄れて、スポーツを楽しめる施設としてご利用いただきたい」
競技場は開会式や閉会式で使われるほか、陸上競技の会場にもなる予定です。
来年3月の完成に向け着々と工事が進んでいます。
一方、老朽化した愛知県体育館に代わる施設として名城公園に建設されたのが…。
スポーツにエンタメ…高い天井と大きなビジョンを設けた「IGアリーナ」
(大野和之記者)
「名古屋市北区に完成したIGアリーナに来ています。天井が高くて大きなビジョンがセンターにあります。とても広いです」
柔道やレスリングなどの会場として使用される「IGアリーナ」。
地上5階建てで天井の高さは約30メートル。中央には巨大なビジョンが8面。
メインアリーナは最大1万7000人の収容が可能で国内最大級の規模に。
(大野和之記者)
「名城公園の真横、IGアリーナの2階には広いデッキが広がっていて、IGアリーナのモニュメントも置かれています」
施設の2階には約3000平方メートルの開放的なデッキも設けられています。
3月29日、報道陣に初めて公開されました。
この日、完成を記念しアリーナを愛知県に引き渡す式典が開かれました。
(愛知県 大村秀章 知事)
「スポーツ・コンサート・エンターテインメント、てんこ盛りでやりますので。その上で2026年はアジア大会とアジアパラ大会。どんどん運営をして盛り上げていきたい」
IGアリーナのグランドオープンは、ことし7月13日の大相撲名古屋場所初日の予定です。