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リクルーターの男 起訴内容を認める 懲役5年求刑 ミャンマー拠点詐欺事件 名古屋地裁

10.10(金)12:49
ミャンマーを拠点とする特殊詐欺グループに、愛知県内に住む16歳の男子高校生をかけ子として紹介した罪などに問われている男の初公判が名古屋地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。
検察側は、懲役5年を求刑しました。
起訴状などによりますと、住居不定・無職の丸杉龍実被告は、去年10月から12月にかけて愛知県内に住む16歳の男子高校生をタイに移送する目的で、「海外で稼げる仕事がある」などと言って誘い、中部国際空港から出国させ、特殊詐欺グループにかけ子として紹介するなどした罪に問われています。
10日、名古屋地裁で開かれた初公判で、丸杉被告は起訴内容について間違いがないか問われると、「ないです。大丈夫です」と認めました。
続いて、検察側は、丸杉被告が、「男子高校生を出国させた後も、連絡をとりあい『報酬について不満がある』と連絡を受けると、上司と交渉していた」などと指摘。
その上で「未成年が海外に興味を持っていることにつけ込んでいて悪質」などとして懲役5年を求刑しました。
弁護側は寛大な判決を求めました。
判決は、11月19日に言い渡される予定です。