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二酸化炭素の排出をゼロに…住友電工グループが松阪市で“ネットゼロ工場”稼働 発電した電力を循環させる仕組み

08.20(水)20:34

車のワイヤーハーネスを作る三重県松阪市の住友電工グループの工場で、二酸化炭素の排出をゼロにする取り組みが始まりました。 住友電装などの住友電工グループは、グループで初となる二酸化炭素の排出をゼロにする「ネットゼロ工場」を2025年7月、松阪市に完成させました。 工場はすでに7月から稼働していて、8月20日、グループ企業の役員などが集まり、完成を記念したセレモニーが開かれました。 この工場の電力は、屋上などに設置された太陽光パネルによって発電され、余った電力は電池に蓄えて夜間の工場で使うなど、電力を循環させて二酸化炭素を出さない仕組みだということです。 住友電工の戸川契常務取締役は、「国内外に300ほどあるグループ工場にも同様のシステムを導入し、5年後には二酸化炭素の排出量をグループ全体で30%減らしたい」と述べました。