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明知鉄道でアルコール検査の偽装 他の乗務員の教育や監督にあたる立場の男性運転士を懲戒解雇

07.24(木)20:43
岐阜県恵那市にある明知鉄道でアルコール検査の偽装をしたとして、64歳の男性運転士が懲戒解雇されました。
明知鉄道によりますと、男性運転士は、先月12日の運転前の検査で微量のアルコール分が検知されましたが、検知されなかった他の乗務員の結果に自分の名前を書いて偽装し、列車を運転したということです。
男性運転士は運転保安課長を務め、他の乗務員の教育や監督にあたる立場です。
会社の聞き取りに対し、男性運転士は事実を認め、「前日の午後6時半ごろに冷酒300ミリリットルを飲んだ。つい隠蔽したくなった。申し訳ないことをした」と話しているということです。
明知鉄道の社長を務める小坂喬峰・恵那市長は「自治体が関わる公共交通機関で、本事案が発生したことは誠に残念で申し訳ない」とコメントし、今後は顔認証機能付きの検査機器を使用するとしています。
また、中部運輸局は臨時の監査を実施し、行政処分について検討しているということです。