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【高速パトロール隊密着】「危ない」高速道路の逆走をカメラが劇撮 原付バイクで侵入しようとした外国人も

07.22(火)11:33
2023年度に高速道路で発生した逆走件数は224件。そのうち約4割がインターチェンジなどの分岐や出入口で起きています。高速道路の安全を24時間体制で守る高速道路のパトロール隊。逆走や誤って侵入した車などの取り締まりの様子に密着しました。

ネクスコ中日本のパトロール隊、藤井健太郎副隊長と山口鮎菜隊員。この日、高速道路を巡回していました。すると目の前には、バックする乗用車が。
山口隊員:
「前の運転手さん、左側に寄せて止まってください」
バックした車を注意深く見ていると…逃げました。道を間違えたと思われる乗用車は、分岐までバックで戻ろうとしたところを、パトロール隊員に見つかりました。このような危険な“逆走”は後を絶ちません。

2023年度、高速道路で発生した逆走件数は224件。そのうち、約4割となる83件が分岐や出入口で発生しています。

午後3時前、緊急指令が入りました。高速道路に原付バイクが入ろうとしたとの連絡です。
藤井副隊長:
「ベトナム人って言っとったね」
山口隊員:
「上りですよね」
約15分後、豊明インターの入口に到着しました。するとそこには、申し訳なさそうに原付バイクのそばに立つベトナム人女性がいました。

山口隊員が女性のもとに向かいます。日本語を少しだけ話せるというベトナム人女性ですが、山口隊員が差し出した日本語を読むことができず、スマートフォンの翻訳機能を使って会話を試みます。間もなくすると、現場には警察も到着しました。

どうやら、ベトナム人女性はスマートフォンのナビアプリに誘導され、原付バイクで高速道路に誤って入ってしまったといいます。こうしたケースは多いそう。
安全を確保してもらいながら、一般道まで徒歩で移動。警察官に道を聞いて、目的地に向かいました。