GW前に気になるホテルの値段 ビジネス・シティホテルの平均価格 コロナ禍前と比べ名古屋1.5倍 東京2倍近くに…

いよいよゴールデンウィーク。旅するみなさんにとって頭の痛い問題が。
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(横浜から名古屋に来た旅行客)
「前に比べると(宿泊料金が)上がっていると思う」
「航空券や交通費とセット(のプランを選ぶ)。あとはクレジットカードのポイントが付くところを使う」
(広島から)
「1万円以内くらいで泊まれると助かる」
(大学生)
「台湾の留学生から『日本めっちゃ高いんだけど』と。高くて泊まれないから、家に泊まっていいか聞かれた」
(名古屋から大阪へ)
「ホテルを調べたが高かったので日帰りにした」
(京都へ)
「ホテルがちょっと高いので、食事は外でホテルは泊まるだけ」
コロナ禍前と比べ名古屋1.5倍 東京2倍に…
3月のビジネスホテルとシティホテルの平均価格は、1人1泊の場合、名古屋市で9400円とコロナ前の2019年の1.5倍になっています。これが東京の場合だと平均で1泊1万7300円と2倍近くに増えているのです。
全国的に価格が上がっているホテルの宿泊料。その背景を調べました。
インバウンドだけでなく国内の旅行需要も高い
訪ねたのはJR名古屋駅直結の「名古屋マリオットアソシアホテル」。この一年で宿泊料は15%ほど上がったといいます。
(松本道弥アナウンサー)
「徐々に上がったのか、一気に上がったのか…」
(名古屋マリオットアソシアホテル 上野諭実彦宿泊部長)
「去年の最初の頃から一気に上がった。旅行需要の高まりが大きい。インバウンド、インバウンドと海外の人だけに注目が集まりがちだが、まだまだ円安の影響もあって国内の旅行需要が強い」
コロナ禍が明け、海外からの旅行客が増えていることに加え、円安の影響で海外ではなく国内旅行をする日本人も増えていることから、ホテルの需要は高まっているのです。…とはいっても宿泊料のアップはなんとか抑えられないのでしょうか?
2階の車寄せから15階フロントまでロボットが…
(松本アナ)
「宿泊費が上がるのは利用者としてはつらい。下げる努力はしている?」
(名古屋マリオットアソシアホテル 上野さん)
「下げる努力はしたいが、運営コストの(上がっている)一面もある。今のところは難しい」
(松本アナ)
「特に上がったコストは?」
(上野さん)
「やはり人件費。宿泊客の増加でコロナ禍と違い、サービススタッフの数も増やさないといけない」
そこで、このホテルが取り組んでいるのが「ロボット」です。例えば宿泊客から2階の車寄せで預かった荷物を、15階のフロントのあるフロアまでの運搬をロボットに任せているのです。それまで、ホテルマンが15分かけて行っていた作業がなくなり、その分接客の時間にあてられるようになりました。
さらに、フロントやレストランなど部門ごとに分かれていた制服を統一し、一人で複数の業務を担当するようにしたということです。