
ドラゴンズ守護神・松山晋也投手に独占インタビュー 最年少40セーブ達成、セーブ王への思いを語る

ドラゴンズの今シーズンは残り5試合。
セーブ王争いを繰り広げる松山晋也投手(25)を独占インタビューしました。

今シーズンから抑えに転向し、気迫あふれるピッチングでバッターを圧倒。
9月10日には、プロ野球史上12人目となるシーズン40セーブに最年少で到達しました。
島貫凌・メ~テレアナウンサー:
「客観的に見たら相当成績を残しているシーズンだと思いますが、本人としては今の成績をどう感じていますか?」
松山晋也投手:
「25歳で最年少40セーブという、藤川(球児)さんの記録を超えられたのはすごく大きいです。本当に刺激的な1年になりそうですね」
さらに、日本人選手で最長となる27イニング連続奪三振もマーク。目標としてきた「抑え」で飛躍を続けています。
育成から「目の前の目標をつぶしてきた」

今やチームにとって欠かせない存在となっている25歳ですが、ドラゴンズには育成選手として入団。プロ野球生活の始まりは、3ケタの背番号からでした。
島貫アナウンサー:
「育成ドラフトで指名された時から今の自分を思い描けていました?」
松山投手:
「正直言ったらあんまりですけど、ずっと目の前のことばかり意識してきたので、それが一番大切だった」
「育成だった時は支配下にすぐなりたいという思いだったし、支配下になってからは1軍の勝ちパターンになりたいっていう気持ちが強かった。そういう風に目の前の目標を毎回つぶせてきているということは、自分の中で原動力になっていると思います」
元チームメイトとのセーブ王争いは?

一歩一歩着実に成長を遂げてきた松山投手にとって、いま任されている「抑え」というポジションは…?
松山投手:
「横綱みたいな。勝たないといけない、もう絶対にという感じです。それがプレッシャーになるなら抑えはやめた方がいいですけど、楽しみたいですね」
島貫アナウンサー:
「今は楽しめているから、切り替えもできているし成績にもつながっている?」
松山投手:
「そうですね」
7月に右ひじを疲労骨折した今シーズン。約1カ月の戦線離脱があったものの、現在セ・リーグトップタイの44セーブを挙げ、巨人・マルティネス投手と熾烈なセーブ王争いを繰り広げています。
松山投手:
「(セーブ王争いは)今の一番のモチベーションで、ライデル・マルティネスといういいライバル、元チームメイトといい争いができている。ライデルが賞をとったとしても、僕が賞をとったとしてもうれしい」
島貫アナウンサー:
「去年までの仲間と争うというのは、どういう感覚なんですか?」
松山投手:
「『最後にとりたい』という気持ちは強いですけど、うれしいですね」
シーズン残り5試合。初の最多セーブタイトル獲得に向け、9回のマウンドでまだまだ吠え続けます!
(2025年9月25日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)