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瀬戸市の銭湯跡地で”現代アート”展示へ 国際芸術祭「あいち2025」が民間施設5カ所を展示会場に

05.30(金)18:31
2025年秋、愛知県瀬戸市の老舗銭湯跡地が現代アートの発信地に生まれ変わります。2025年に開幕する国際芸術祭「あいち2025」の組織委員会は5月30日、瀬戸市内の民間施設を展示会場として活用すると発表しました。
会場となるのは、2021年に閉業した老舗銭湯「旧日本鉱泉」や、粘土や珪砂を採掘する企業「加仙鉱山」が所有する鉱山など5カ所です。このうち「旧日本鉱泉」では、高知県出身の芸術家・佐々木類さんが手がけるガラスを用いた作品が、脱衣所や浴場などに展示される予定となっています。
今回の芸術祭は、名古屋市の愛知芸術文化センターと瀬戸市の愛知県陶磁美術館が主な会場となっています。これに加え、普段は美術作品と関わりがない民間施設も会場の一部とすることで、これまで芸術祭に足を運んだことがない人にも来場を促したい考えです。芸術監督のフール・アル・カシミさんは、「多くの人に見てもらうことで芸術祭に新しい観点・息吹を吹き込みたい」と話しています。
国際芸術祭「あいち2025」は9月13日開幕です。前売り入場券の発売は、6月3日から始まります。