愛知・岡崎市の老舗八丁味噌メーカー「カクキュー」と「まるや八丁味噌」が地域ブランドを守る制度から外れていた問題　国は2社の追加登録認める

愛知県岡崎市の老舗八丁味噌メーカー2社が、地域ブランドを守る国の制度から外れていた問題で、国は2社の追加登録を認めました。

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良質な特産品を国がブランドとして保護するGI（ジーアイ）＝地理的表示保護制度に登録されたのは、岡崎市の老舗八丁味噌メーカー「カクキュー」と「まるや八丁味噌」の2社です。

2社は2015年、「八丁味噌は、岡崎市で木おけを使うなど伝統的な製法で生産したものに限る」として、GI制度への登録を申請しましたが、国は、愛知県全体を産地とし、近代的な製法も使う組合の八丁味噌を登録しました。

2社はこれを不服として登録取り消しを求めたものの認められず、「八丁味噌」を名乗れなくなるおそれもありました。しかし、その後、先に登録された組合と「お互いを尊重する」ことで合意し、去年7月に再度GI登録を申請していました。

追加登録を受けて2社は「江戸時代からこだわってきた八丁味噌の伝統、文化を次の世代に伝え続けていきます」とコメントしています。