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名古屋市の職員に発注の"見返り" 広告会社の役員 起訴内容認める 検察は「パンフレットに挟んで渡した」などと指摘 愛知・名古屋市

07.24(木)22:47
名古屋市が発注した事業で、発注の見返りに現金を渡した罪に問われている 会社役員の女の初公判が開かれ、女は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、広告会社「ニック」の役員、桑原清美被告(54)は、おととし3月から去年12月にかけて、名古屋市の観光プロモーション事業の発注で、便宜を受ける見返りに、市の元担当課長、大塚勝樹被告(62)に、現金約28万円を渡したほか、預けていた約14万円の返還を免除した、贈賄の罪に問われています。
24日に開かれた初公判で、桑原被告は「大丈夫です」と起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で検察側は、「桑原被告は、大塚被告から現金と分からないようにして欲しいと要求され、現金の入った封筒をパンフレットに挟んで渡した」などと指摘しました。
この事件で収賄の罪に問われている大塚被告の初公判は、来月6日に開かれる予定です。